GJ > 競馬ニュース > 浜中騎手はダービーにお手馬なし?  > 2ページ目
NEW

プラチナムバレット故障で浜中俊騎手はダービーにお手馬なし…スランプ脱却へ相棒ミッキークイーンとともにヴィクトリアマイルへ挑む!


 彼自身にしても、皐月賞に騎乗馬がいなかったように、今年の3歳牡馬クラシック路線で有力といえるお手馬はゼロ。プラチナムバレットはダービーを共に戦える最後の相棒となるはずだったのだが、そのわずかなチャンスすらアッサリと散ってしまった。元はといえば自らが引き込んだ悪い流れとはいえ、ここまで不運な事態が続くとさすがに同情せざるを得ない。

 皐月賞に限らず、今年の彼はG1にほとんど参加すらできていないのが現状だ。2月のフェブラリーSから高松宮記念、大阪杯、桜花賞、皐月賞まで5連続で乗鞍がなく、やっと騎乗のあった天皇賞(春)は、過去に1度しか乗ったことのない人気薄のファタモルガーナとのコンビで参戦。若干28歳にしてG1・8勝を挙げ、2012年には全国リーディング首位の座にも輝いた若手筆頭株としてはにわかに信じがたいほどの苦境に立たされているのである。

 そんな踏んだり蹴ったりの彼だからこそ、今週のヴィクトリアマイルには期するものがあるに違いない。

 パートナーはもちろん、デビュー以来ほぼ一貫してコンビを組み続けているミッキークイーン(牝5、栗東・池江泰寿厩舎)。3歳時にオークス、秋華賞ともに制して以来G1からは遠ざかっているものの、前走の阪神牝馬Sでは重馬場も物ともせずに約1年半ぶりの勝利。久々のタイトル獲りへ態勢は整ったようだ。

「最近の浜中騎手にはなかなかいいニュースがないだけに、ヴィクトリアマイルはぜひとも勝ちたい一戦でしょうね。幸いなことに今年は昨年後塵を拝したストレイトガールは引退して不在ですし、他に目立って脅威となる存在もいません。一番人気に推されることは間違いないでしょうが、その評価に見合うだけの確かな実力があります。不調の騎手があるひとつの勝利をキッカケに流れを掴むのは珍しいことではないですし、このレースを復活の足がかりとしてほしいですね」(競馬記者)

 果たして浜中騎手は以前の輝きを取り戻すことができるだろうか。ヴィクトリアマイルはミッキークイーン以上にその鞍上の姿に注目したい。

プラチナムバレット故障で浜中俊騎手はダービーにお手馬なし…スランプ脱却へ相棒ミッキークイーンとともにヴィクトリアマイルへ挑む!のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

11:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「最強マイラー」に降りかかった予想外の火の粉…「名義貸し」の発覚したオーナーは馬主資格をはく奪、不運の名馬トロットサンダー【競馬クロニクル 第41回】
  2. JRA宝塚記念(G1)横山典弘「息子愛」でタイトルホルダー救った!? 好アシストに陣営からも感謝の声、横山和生が「最大のピンチ」を脱した裏側
  3. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  4. 武豊「スキャンダル」「ケガ」など揺れに揺れた2017年。弟・幸四郎騎手「引退」から小浦愛「不倫疑惑」、そしてキタサンブラック「大団円」までをプレイバック!
  5. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  6. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  7. JRA今村聖奈「大ブレイク」の陰で悲痛な叫び。「何のために騎手になったのか」乗鞍激減、レース開催日に”お留守番”続出
  8. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  9. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  10. JRAイチの「豪快王」小島太列伝。愛人、酒席トラブルあっても名騎手、名調教師の生き様に曇りなし