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オークス(G1)ソウルスターリングに「超早熟説」浮上!? 21世紀最強馬フランケルに囁かれる限界説……世界の産駒たちの「今」

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 昨秋のフランケル旋風のバックボーンには、当然ながら日本だけでなく世界規模のフランケル産駒の活躍があった。日本で最初に重賞を勝ったのはミスエルテだが、欧州ではすでに複数の重賞ホースが現れていたのだ。

 そういった背景もあってフランケルは「世界の競馬の勢力図を変える」と絶賛されていたのだが、初年度産駒が明け3歳を迎えた今年になって軒並み失速しているようだ。

 6日にイギリスのニューマーケットで行われた英2000ギニー(欧州の皐月賞)では、期待されたドリームキャッスルとエミネントが、それぞれ5着と6着に惨敗。さらに8日には英1000ギニー(欧州の桜花賞)が行われたが、ここでもフェアエヴァとクイーンカインドリーがそれぞれ5着と9着に惨敗している。

 なお、この両G1を制したのは欧州競馬で覇権を握る大種牡馬ガリレオの産駒。フランケルにとって越えなければならない「実父」の壁に大きく阻まれた格好だ。最も期待できるマイル戦で差を見せつけられ、欧州の生産界は少なからぬショックを受けている。

 そして先週、フランスのドーヴィルで行われた仏1000ギニー(フランスの桜花賞)でもトゥーリフォートが14着に大敗。昨年9月に重賞を勝った期待のフランケル産駒だったが、当時の勢いを見る影もなく敗戦を繰り返している。

 したがって、結局フランケル産駒のG1ホースは世界中で、未だ阪神ジュベナイルフィリーズを制したソウルスターリングただ1頭。これでは「超早熟説」が囁かれても仕方がない状況といえる。

 今週末のオークスでは「巻き返し必至」といわれているソウルスターリング。無敗馬のカリスマは失っても、まだ大きく人気が崩れることはなさそうだ。しかし、仮に2歳女王の成長力がすでに下降線を辿っているのであれば、「距離不安説」と相まって厳しい結果が待っているのかもしれない。

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