NHKマイルC(G1)着目したい過去10年間の傾向! 条件に当てはまる今年の特注馬はこれ
7日、15時40分にゲートが開かれるNHKマイルC(G1)。前日最終オッズでは、1番人気のカルロヴェローチェでも単勝5.4倍。5番人気のダノンタッチダウンまでが10倍を切る大混戦となっている。
さらに、7日の東京競馬場周辺は昼過ぎから雨になる予報も出ている。馬券購入者はおおいに頭を悩ませることになりそうだ。
そこでぜひ着目してみたいNHKマイルCの傾向がある。このレースは「2歳6月」にデビューした馬が異様なまでに活躍しているのである。
過去10年間で【7-3-1-43】。勝率13%、連対率19%となっており、2016年以降は2度のワンツーを含めて毎年1頭は必ず連に絡んでいる。
今年の出走馬の中で6月にデビューしたのはウンブライル、オールパルフェ、カルロヴェローチェ、ミシシッピテソーロ、モリアーナの5頭だ。馬券で押さえておきたいのはもちろんのこと、このうちのどれかを軸にして買ってみるのも面白いかもしれない。
条件に当てはまる今年の特注馬はこれ
さらに、この5頭の中から特に推奨してみたい馬がいる。前哨戦のニュージーランドT(G2)2着からここに臨むウンブライル(牝3歳、美浦・木村哲也厩舎)である。
同馬を所有するサンデーレーシングが過去10年のNHKマイルCで、3勝2着2回3着1回という好成績。2年前にはシュネルマイスター、ソングライン、グレナディアガーズでワンツースリーフィニッシュを決めたのは、まだ記憶に新しいところだ。
また連対した5頭のうち3頭が関東所属の牝馬であり(メジャーエンブレム、アエロリット、ソングライン)、3頭はともにデビュー戦を6月の東京で迎えていた。
ウンブライルも6月の東京でデビューしたサンデーレーシング所有の牝馬。さらに美浦の厩舎の管理馬ということで、連対した上記3頭とプロフィールがピタリと合致しているのである。
マイルCS(G1)勝ち馬ステルヴィオの全妹ということで元々期待の高かった同馬は、新馬・もみじS(OP)を連勝。ここ3戦は黒星が続いているが、3走ともに8枠からのスタートという厳しい条件だった影響もあったか。
今回は内めの2枠3番を引き当てた。陣営も『日刊スポーツ』の取材に「今まで外枠ばかりでしたが、内枠なら馬混みで集中力をキープしやすいと思います」と、まんざらでもないコメントを残している。
ちなみにウンブライルは前日オッズで単勝16.8倍の7番人気という伏兵評価に留まっている。今年もデータ通りにいくようであれば、なかなかおいしい配当にありつくことも可能かもしれない。
PICK UP
Ranking
17:30更新- 【日本ダービー】武豊「何とか間に合いました」キタサンブラック弟と挑む最多7勝目…乗り替わりでも不気味なエコロヴァルツの底力
- 【NHKマイルC】C.ルメール「一鞍入魂」アスコリピチェーノと必勝態勢!オークス、日本ダービーも騎乗馬決定か…シックスペンスとはコンビ解消
- 【NHKマイルC】“アスコリピチェーノVSジャンタルマンタル”仁義なき社台グループの頂上決戦に決着をつける不気味な伏兵!
- 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 帝王賞でウィルソンテソーロ降板も決定済み…気になる「鞍上交代」はやっぱりアノ人?
- 【天皇賞・春】「横山典弘マジック」に翻弄された敗戦の弁?大敗でも爪痕残した名手の存在感…テーオーロイヤル、ディープボンドの好走にヒント
- 「うまく力を出せた」2年目女性騎手が2ヶ月ぶり白星! 「負担重量の注意義務」を怠り戒告処分も…翌日1Rで名誉挽回の好騎乗
- 【宝塚記念】今年のグランプリは「超ハイレベル」の一戦?リバティアイランド、ドウデュースら「最強メンバー」が激突も
- 藤田菜七子「日本ダービー騎乗」は幻に!? 武豊シュガークン×エコロヴァルツ「究極の二者択一」ダービー鞍上問題はスピード決着
- 三浦皇成「これはモノが違う」悲願のG1初制覇が目前で霧散…「今後、ダート界を引っ張る馬になってほしい」宿敵レモンポップへ1年越しの挑戦状
- 【日本ダービー】「芝未勝利馬」の参戦視野に懐疑的な声? 無傷の4連勝でダービー挑戦も「シンガリ」に敗れたサクセスブロッケンの記憶
関連記事
M.デムーロ「急転直下」でNHKマイルC“見学”の憂き目…「どっちも乗りたい」究極の選択乗り越えるも「ソールオリエンス×横山武史」の再現ならず
【NHKマイルC(G1)予想】ドルチェモアは黙って消し!「雨」濃厚の状況で浮かび上がる「重の鬼」を本線に指名!
【NHKマイルC(G1)予想座談会】武豊VS横山典弘の最多勝争いにも注目! ドルチェモアやダノンタッチダウンを無視して狙う、万馬券の使者を見つけたゾ
NHKマイルCで笑門来福!? 「153万馬券」を演出した組からとっておきの穴馬をピックアップ
「難しいことは承知」名伯楽の大いなる挑戦が生み出した新基準。引退後まで見据えた「信念」がロードカナロア、ドゥラメンテの父を生む【競馬クロニクル 第7回】