
リバティアイランド「絶対優位」も1強はヒモで必ず荒れる! 先週ヴィクトリアマイル&京王杯SCダブル的中【東大式必勝馬券予想】
風薫る5月、先週はヴィクトリアマイルも京王杯SCも「東大式馬券」で3連単をズバリ的中! 懐も温かさを増してきた。今週末21日(日)は3歳牝馬の頂上決戦、優駿牝馬(オークス)だ。
初めて見たのは1969年。今では信じられないがたったの9頭立て。シャダイターキンがトウメイ(後に秋天・有馬)らを蹴散らしハナ差でゴール。社台ファーム初の樫の女王となり祖母として天皇賞馬・レッツゴーターキンを輩出した。
最も感動したのは平成3年(1991年)、ご存知「裸足のシンデレラ」イソノルーブル。お値段500万円の激安抽せん馬が5戦5勝で挑んだ桜花賞で発走直前、右前脚の落鉄が判明。再装着を試みるもイソノは暴れて拒否……。
1番人気馬はついに裸足のままレースに臨み、直線で大失速の5着。怒ったファンがその後JRAを相手に訴訟する騒ぎにまでなった。
そして迎えたオークス。4番人気、単勝12.1倍まで人気を落とした彼女は4足に靴を履き、大外8枠20番ゲートから気持ちよさそうに先頭に立つ。直線でも脚色は衰えず、桜花賞馬シスタートウショウが怒涛の追い込みを見せるもハナ差残し、樫の女王に輝く。“京都で忘れた靴を東京で取り戻したシンデレラ”と称えられた。
当時、皇室報道も手掛けていた私には前年にご成婚された「3LDKのシンデレラ」秋篠宮紀子さまとともに懐かしい記憶である。鞍上は若き日の“牝馬の松永”幹夫でG1初制覇。後に牝馬ヘヴンリーロマンスで“天覧”天皇賞・秋に優勝し、天皇皇后両陛下に馬上で最敬礼するなど彼もシンデレラストーリーを紡いでゆく。
件のイソノ嬢は同年秋、エリ女に出走するも16着に大敗し翌日に靱帯炎が判明。ターフに戻ることなく引退。母としては9頭の仔が勝ち上がり2013年、25歳老衰で天に召された。裸足のシンデレラよ、永遠に……。
この辺で「東大馬券王の大よそー」に移ろう。
リバティアイランド「絶対優位」も1強はヒモで必ず荒れる!
右回りの阪神マイルから左回りの府中1.5マイル。舞台は大きく替わるが2003年のスティルインラブから昨年のスターズオンアースまで19年で7頭も桜樫2冠馬が誕生、3歳春の牝馬同士ゆえ距離云々で勢力図は変わらないのだ。
ということで桜花賞馬リバティアイランドの絶対優位は動かない。ただ“第2のハープスター”の異名、同じ府中のアルテミスSの2着も気になり、ハープスターや前述シスタートウショウのような「差して届かず」のケースもありか。
外すのがいやならトリガミ覚悟の馬連で手広く。これなら99%安心だ。連下候補だが東大式馬券の鉄則によると“1強の場合ヒモで必ず荒れる”。事実ここ4年優勝馬の人気は1、1、3、3だが3着内に必ず10番人気以下が入っている。その4頭とも前走1着、というのが肝だ。3連単の平均配当は218,390円。美味しいな~、
でも2018年のアーモンドアイ(3連単3360円)みたいになったらゴメンね!その時はとにかく当てたと笑って過ごそう。
連下に話は戻るが、桜花賞2着で4戦4連対のコナコーストが筆頭候補も、所詮1勝馬。東京クイーンCの勝ち馬ハーパー、府中で大本命リバティIを負かしているラヴェル、腐っても重賞2勝馬キタウイングまで、とにかく手広くいこう。
私的な最大の惑星はミッキークイーンを母に持つ2戦2勝ミッキーゴージャスと抽選対象だが母ヌーヴォレコルトのイングランドアイズ。どちらも母は樫の女王で大本命(ハープS、ルージュバック)を退けたシンデレラストーリーを伝えたい2頭だ。
府中の舞踏会、ファンファーレは日曜午後3時40分。みな、しっかりと完走するのだぞ!
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