
【葵S(G3)展望】武豊モズメイメイVS「4連勝中」ビッグシーザー!3歳戦唯一のスプリント重賞に次世代を担うスピードスターが勢ぞろい!

27日、京都競馬場では葵S(G3)が行われる。JRA唯一の3歳馬によるスプリント重賞とあって、世代屈指のスピード馬たちが集結しそうだ。
実績最上位は、3月のチューリップ賞(G2)を逃げ切ったリアルインパクト産駒のモズメイメイ(牝3歳、栗東・音無秀孝厩舎)だろう。
前走の桜花賞(G1)でもハナを切ったが、さすがにG1では楽逃げを許してもらえず。前半3ハロン通過がチューリップ賞より1秒2も速い34秒0という緩みのないラップを刻んだ。直線では早めにコナコーストに並びかけられると、坂下で手応えをなくして失速。結局リバティアイランドから1秒1差の13着に敗れている。
今回は一気の2ハロン短縮で変わり身を狙うが、やはりカギとなるのが初距離。これまでの3勝をすべてマイル戦で挙げており、スプリント戦特有の速い流れにうまく対応できるかがカギとなりそうだ。
鞍上は前走がテン乗りだった和田竜二騎手から、こぶし賞(3歳1勝クラス)とチューリップ賞でコンビを組み2戦2勝の武豊騎手に戻る。過去2回はいずれもペースを落としてマイペースの逃げに持ち込んでいるが、今回は果たしてどのような策を講じるだろうか。
スプリント実績を欠くモズメイメイに対し、ビッグシーザー(牡3歳、栗東・西園正都厩舎)はデビューから6戦すべてで1200mを走り、目下4連勝中と勢いはメンバー随一だ。
昨年9月に3戦目で初勝利を挙げると、その後は、福島2歳S(OP)、中京2歳S(OP)、そしてマーガレットS(L)と1200mに的を絞って確実に勝利を挙げてきた。
近3走はいずれも好位~中団から差す競馬で、いずれも2着馬には0秒3以上の差をつける完勝。特に前走のマーガレットSは他馬より1kg重い57kgを背負っており、この距離なら世代ナンバー1の実力を示している。
管理するのは西園正調教師。過去にはサダムパテックやハクサンムーンなどの名短距離馬を手掛けている。マーガレットS後には、「ハクサンムーンの後継馬にと思います」とコメントするなど、ビッグシーザーに懸ける期待は大きい。
同馬にとって最後になるであろう世代限定戦で連勝を5に伸ばし、強豪古馬が集まる夏以降のスプリント路線に殴り込みをかけたいところだ。
マーガレットSでビッグシーザーの2着に入ったブーケファロス(牡3歳、美浦・清水英克厩舎)は、阪神から京都への舞台替わりで逆転を狙う。
前走は4角最後方の位置取りから、上がり3ハロン最速の末脚で2着に食い込んだが、ビッグシーザーには2馬身の差をつけられた。ただし、3着馬には2馬身半の差をつけており、この路線では世代ナンバー2といえるかもしれない。
馬体重が500kgを超えるビッグシーザーに対し、ブーケファロスは438kgとかなり小柄。ゴール前に急坂がありパワーを要する阪神より、直線が平坦な京都コースならより持ち味のスピードを生かせるはずだ。
1200m戦は「2-2-0-0」とパーフェクト連対を続けており、大崩れは考えづらい。昨年の当レースをウインマーベルで制した松山弘平騎手との初コンビで一発を狙う。

3月のファルコンS(G3)を人気薄で制したタマモブラックタイ(牡3歳、栗東・角田晃一厩舎)は、「2-1-0-0」と得意とする6ハロン戦で巻き返しを図る。
前走のNHKマイルC(G1)は陣営の願い通り、時計の掛かる馬場になったものの、やはり距離が長かったか10着に敗れた。今回も一雨降って馬場が荒れるようなら主役候補だ。
スピードオブライト(牝3歳、美浦・相沢郁厩舎)は、デビュー2戦目の京王杯2歳S(G2)と続くフェアリーS(G3)で連続3着した実力馬。
アネモネS(L)でも4着と上位争いを演じているが、やはりベストは6ハロンだろう。この距離では新馬戦と前走の1勝クラスを勝って2戦無敗と底を見せていない。
これ以外には昨年9月の未勝利戦でビッグシーザーに3馬身差で完勝したペースセッティング(牡3歳、栗東・安田隆行厩舎)、エルフィンS(L)で1番人気に支持された素質馬のアルーリングビュー(牝3歳、栗東・吉村圭司厩舎)、前走の橘S(L)を5馬身差で圧勝したルガル(牡3歳、栗東・杉山晴紀厩舎)などにも注目したい。
G3に格上げとなり2年目を迎えた葵S。昨年のウインマーベルに続くスピードスターは現れるのか。発走は27日の15時35分を予定している。
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