![GJ](/wp-content/themes/g-journal/pc/img/entry/icon-gj.png)
人気爆発D.レーン「贅沢すぎ」最高記録に呆然…東京メイン勝利で密かに更新された自己新とは
![人気爆発D.レーン「贅沢すぎ」最高記録に呆然…東京メイン勝利で密かに更新された自己新とはの画像1](/wp-content/uploads/2023/10/Ruriko.I_20220626_guroriamundi_149.jpeg)
20日、この日は唯一の重賞レースだった平安S(G3)を単勝2.8倍の1番人気グロリアムンディが勝利したことを始め、比較的堅い決着が目立つ1日だった。
本命党の競馬ファンにとっては心穏やかに過ごせた1日だったかもしれないが、そんな中でも穴党期待のジョッキーたちは、しっかりと…いや、ド派手にその期待に応えている。
中でも、単勝229.1倍の12番人気ワイルドハンターと木幡巧也騎手の勝利はSNSなどでも大きく取り上げられてニュースにもなった。
また、他にも単勝95.2倍の12番人気ヴァレンシアスノーの太宰啓介騎手、単勝93.8倍の9番人気ハギノメーテルの藤懸貴志騎手、単勝77.7倍の12番人気ブリングトゥライフの柴山雄一騎手らの勝利も、ワイルドハンターの木幡巧騎手に負けないくらいのファインプレーだろう。
それも4人ともしっかりと勝ち切っているのだから、穴党だけでなく全国のファンから称賛されて然るべき騎乗だった。彼らは、熱心な穴党なら誰でも知っているような押しも押されもせぬ仕事人。大レースで人気馬に騎乗することは少ないかもしれないが、どんな馬でも最後まであきらめない姿勢には、1ファンとしてただただ頭が下がるばかりだ。
![人気爆発D.レーン「贅沢すぎ」最高記録に呆然…東京メイン勝利で密かに更新された自己新とはの画像2](/wp-content/uploads/2023/10/Ruriko.I_20221127_damianreen_136.jpeg)
そんな中、この日にひっそりと「単勝配当の自己記録」を更新したジョッキーがいる。短期免許で参戦中のD.レーン騎手だ。
「いつもより上手にゲートを出てくれて、好ポジションを確保。いい勝ち方ができました」
この日も合計3勝と猛威を振るったレーン騎手から自画自賛のコメントが飛び出したのは、東京のメインだったメイS(OP)だ。最後の直線で馬群から抜け出して勝利に導いたのは、7番人気のサクラトゥジュールだった。
最後は逃げ粘るマテンロウスカイを測ったように差し切り。この辺りは、さすがレーン騎手といったところだが、サクラトゥジュールは7番人気とはいえ単勝は18.9倍。木幡巧騎手の229.1倍はもちろんのこと、太宰騎手(95.2倍)や藤懸騎手(93.8倍)、柴山騎手(77.7倍)とも比較にならないほど“手堅い”配当だ。
「贅沢すぎ」最高記録に呆然…
しかし、この単勝18.9倍がレーン騎手にとっては単勝の自己最高記録というのだから、ただただ驚きである。
「短期免許の有力外国人ジョッキーに人気馬が集中することは珍しくありませんが、レーン騎手の場合、豪州のジョッキーであることが拍車を掛けています。
例えば、昨年来日したR.ムーア騎手やC.デムーロ騎手、T.マーカンド騎手といったところは欧州で活躍するジョッキー。今年も英国のダービーが6月3日に開催されるなど、欧州競馬はこの時期に重要なレースが集中しているため、欧州のトップジョッキーが日本へ乗りに来ることはまずありません。
つまりこの時期に参戦するレーン騎手からすれば、他の外国人ジョッキーと騎乗馬がバッティングしないということ。現在も短期免許で参戦している外国人ジョッキーはレーン騎手しかいませんし、それが彼に人気馬の集中する大きな要因の1つです」(競馬記者)
ちなみに、レーン騎手のこれまでの単勝最高記録は7番人気のメールドグラースで勝利した2019年の新潟大賞典(G3)の15.8倍。日本初騎乗から1週目での“重賞初制覇”で、一気にその名を日本の競馬ファンや関係者に知らしめた一戦でもあった。
当然の話だが、レーン騎手にここまで有力馬が殺到しているのは、彼の腕があってこそ。しかし、今回が4シーズン目の短期免許となるが、単勝18.9倍の勝利が最高記録とはなんとも贅沢な話である。
PICK UP
Ranking
5:30更新【クイーンS】ボンドガール武豊は「仲間外れ」の孤軍奮闘!? 「休み明け」C.ルメールは新潟ではなく札幌参戦
競馬学校「主席」の“天才騎手”が存在感。田口貫太、小林美駒だけじゃない「上手くなる」第2の師匠とのコンビでトップジョッキー並みの結果
藤田晋オーナーに強力援軍!? 「チーム・スターズオンアース」で“周回遅れ”の初陣…シュヴァルグラン産駒は遅れてきた大器となれるか
- 今村聖奈、小林美駒、古川奈穂が戦線離脱…「新人女性騎手」にかかる期待 過怠金「計16万円」若手騎手が土日で4回の制裁! 2年目若手騎手「まるで宝くじ」と話題!?【週末GJ人気記事ぶった斬り!】
- サトノカルナバル、ピコチャンブラックに続く「大物候補」が登場!? 今週デビューのキタサンブラック産駒は「古馬重賞ウイナー」と互角の動き
- 「騎乗依頼を受けない」トップジョッキーやベテランも?JRAから来年は4週間の通達済み…「名ばかり」暑熱対策に中堅騎手が不満
- キャプテン渡辺「面白き新潟競馬」に秘策あり?「予想もクソもありません」アイビスサマーダッシュの予想は枠が出てから【徒然なる神のくず競馬トーク】
- C.ルメール×名門クラブの快速馬がデビュー!スタートダッシュ失敗も「シンボリクリスエス後継候補」の父に初勝利もたらすか
- 永島まなみと「同期」の女性騎手が待望の戦線復帰!「かんちゃん帰ってくる頃には」今村聖奈も9月中にカムバックの可能性
- 武豊「マジック炸裂」も次走で鞍上問題発生!? 一撃“5億円”獲得「世代ナンバーワン牡馬」が参戦予定
関連記事
【オークス(G1)予想】リバティアイランド「2冠は厳しい」と見て押さえまで。ジンクス込み込みの穴馬から攻める
「桜花賞上がり2位」に大波乱演出の予感!? 超大穴必至の重賞2勝馬「追えば追うだけ伸びそう」グランアレグリア、スターズオンアースの背中を知る男が太鼓判
丸山元気の活躍に20代素人女子も大興奮! リバティアイランドの強さは認めても…オークスで期待の超良血に胸ドキドキ【UMAJOモモのオイシイ競馬】
かつて川田将雅も「嫉妬」した“天才”が挑む勝負の2週間…数字に表れる意識の変化、覚醒を予感させる中堅に「再ブレイク」の予感
「怪物か、実績か――」武豊も頭を悩ますジャパンダートダービー(G1)に史上最強メンバー集結!? 米G1・2着馬、7戦7勝・約56馬身差の女王…JRA勢を迎え撃つ地方勢も大物揃い