武豊×矢作芳人「約8年ぶり」新馬戦勝利! 凱旋門賞馬「全弟」や4.5億円ホースとのコンビ実現はあるか

8日、函館5Rの2歳新馬戦(芝1200m)は、武豊騎手が騎乗したリアルスティール産駒のドナベティ(牝2歳、栗東・矢作芳人厩舎)が勝利した。
好スタートを決めた人馬は道中2番手を追走し、逃げ馬をピタリとマーク。最後の直線に入ると力強く脚を伸ばし、後続に1馬身差をつけて1着。抜け出した後は手綱を緩めるほどの余裕もあった。
「好位からメンバー最速となる上がり3ハロン34秒0をマークするなど、ここでは力が一枚上でしたね。勝ちタイムの1分9秒3は今年の函館・芝1200mの2歳戦で最速だったことを含め、中身も文句なしだと思います。
ちなみにドナベティは13頭立て6番人気で単勝12.2倍でしたが、実は母ドナルチアも2015年7月に函館・芝1200mの新馬戦を完勝しており、この条件を得意としている一族なのかもしれません。今回はおいしい配当だったといえるのではないでしょうか」(競馬誌ライター)
なお武豊騎手と矢作厩舎のコンビは、サトノインプレッサで制した2020年の毎日杯(G3)以来、およそ3年ぶりの勝利。新馬戦に限ると2015年10月のドレッドノータス以来、実に8年ぶりとなる白星だ。
昨年リーディングトレーナーに輝き、2020年には無敗の三冠馬コントレイルも送り出している矢作厩舎といえば、誰もが認めるトップステーブル。良血馬の宝庫でもある。今年の2歳馬の中にも凱旋門賞馬ソットサスの全弟シンエンペラーや、キズナ産駒の4.5億円ホース・ホウオウプロサンゲなどが控えている。
同厩舎は所属する坂井瑠星騎手や古川奈穂騎手を優先的に起用している傾向もあるが、今回の勝利をきっかけに矢作厩舎が誇る2歳良血馬の騎乗依頼が武豊騎手の元にやってくるかもしれない。
実際、レース後のSNSやネット掲示板などには、武豊騎手と矢作厩舎のタッグでの久々の勝利を祝福する声と同時に「シンエンペラーやホウオウプロサンゲでのコンビも見たい」などのコメントも一部ファンから寄せられていた。
「シンエンペラーを所有するのは『ウマ娘』でおなじみの藤田晋オーナーですね。武豊騎手は藤田氏の所有馬ドーブネで来週の函館記念(G3)に出走予定ですし、昨年のニュージーランドT(G2)でオーナーに初の重賞勝利をプレゼントしたジャングロの主戦を務めているだけに、シンエンペラーの騎乗依頼がやってきたとしても不思議ではないでしょう」(同)
なお今回が今年の2歳新馬戦で初勝利となった武豊騎手はレース後、ドナベティを「イレ込みはきつかったけど、スピードがあるね。能力は高そう」と課題を挙げつつも評価した。近親に京阪杯(G3)2着など短距離で活躍したエイシンスパルタンがいるだけに、これからが楽しみな1頭であることは間違いない。
管理する矢作調教師によると次はオーナーと相談して決めるようだが、函館2歳S(G3)は連闘になることから視野に入れていないようだ。次戦を楽しみに待ちたい。
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