真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2017.05.31 23:45

安田記念(G1)ステファノスはキタサンブラック×武豊の最強タッグに「白旗宣言」!? 新天地のマイル路線で初タイトル奪取の課題は…
編集部
レース内容もスタートから最後までほぼ完璧そのもの。おそらく事前の打ち合わせ通り、序盤から積極的にポジションを取りに行ってキタサンブラックをピッタリとマークするポジション取り。人気薄のマルターズアポジーが大逃げを打つ展開の中、終始前を射程に入れながらスムーズに流れに乗れていたし、直線を向いた時点での手応えも抜群だった。
ただ、残り300mあたりでキタサンブラックを目標にスパートをかけたまでは良かったものの、そこからの末脚が意外なほど弾けなかった。いや、この馬自身はラスト3F34秒2のキレ味を使ってしっかり伸びていたのだろう。しかし、惜しむらくは相手が悪かった。前をゆくキタサンブラックに上がり34秒3の脚を使われてはどう頑張っても届かない。わずか3/4馬身の差とはいえ、見た目以上の完敗と言わざるを得ない。
仮に昨年と同じく宝塚記念に出走となれば、もう一度キタサンブラックと戦うハメになる。ステファノス自身2200mは得意とは言えないだけに、「いっそのことマイルに向かって新味が出れば…」と陣営が考えたのも納得できるところだ。
「藤原英師は馬の仕上げに関しては天下一品の腕を持っていますから、マイル参戦を選択したとなれば勝算はあるのでそう。もともと過去に同舞台の富士Sを優勝した経験もありますし、本質的には距離をこなす適性は持っていると思います。ただ、久々のマイルがG1ですからね。序盤のペースが短距離戦並に速くなることもありますし、ずっと中距離を走ってきたこの馬は追走に少なからず苦労する可能性も否定できないでしょう」(競馬記者)
たとえ距離短縮に不安があろうとも、強敵を避けてモーリス引退後の王者なきマイル路線に狙いを変更した陣営の判断は興味深い。果たしてステファノスは新天地で輝くことができるのだろうか、注目して見守ろう。
PICK UP
Ranking
5:30更新武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
- 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!
- JRAマイネル軍団総帥・岡田繁幸さん逝く。武豊「僕の原点、この馬と一緒に全国区になった」絶体絶命だった天才を世に放った偉大な決断と信念【特別寄稿】
関連記事
JRAが安田記念(G1)大改革も関係者は無関心!? スターホースの国外流出を懸念しながらも、積極的に海外競馬との提携を図る「狙い」とは
安田記念(G1)イスラボニータに揃った生涯最高の「条件」3年ぶりのG1制覇へ「他界」した大先輩ヤマニンゼファーから受け継ぐ名マイラーの系譜
【安田記念(G1)展望】超新星グレーターロンドン参戦なるか!復活を遂げたイスラボニータ、武豊の期待に応えたいエアスピネルなど大混戦のマイル王決定戦!
「打倒キタサンブラック」バンドワゴンがついにG1戦線へ!? 鳴尾記念(G3)を完勝なるか……
武豊騎手「不吉?発言」でキタサンブラック凱旋門賞失格!? あの「超名馬」と共通点が多すぎて……