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「278万馬券」G1で大波乱を演出した“名コンビ”が再び大仕事へ。アイビスサマーダッシュ(G3)押さえておきたい「激走必至」の人気薄とは

「278万馬券」G1で大波乱を演出した名コンビが再び大仕事へ。アイビスサマーダッシュ(G3)押さえておきたい「激走必至」の人気薄とはの画像1

 30日に新潟競馬場で行われる直線芝1000mの名物重賞、アイビスサマーダッシュ(G3)。8番人気以下の馬が6年連続で必ず1頭は馬券圏内に入っているなど、波乱傾向が続いている。

 特に過去2年では、14番人気の超人気薄が連続して3着。一昨年にバカラクイーンが1枠1番の発走から3着に激走したことで、不利だといわれていた内枠の馬を軽視しづらくもなった。ファンはどの馬から買おうか大いに頭を悩ませているのではないか。

 そこでぜひ推奨したい穴馬がいる。5枠9番のサトノファビュラス(牝6歳、美浦・宗像義忠厩舎)である。

 同馬は祖母が桜花賞(G1)2着のロンドンブリッジであり、近親のビッグリボンが先月のマーメイドS(G3)を制するなど、いま勢いに乗っている血統。また3年前のアイビスSDを勝ったジョーカナチャンと同じロードカナロア産駒であることも、推奨できる点の1つだ。

 前走の福島テレビオープン(OP)は約3ヶ月の休み明けでプラス28キロ、11番人気の低評価だったが、ハナを奪うとゴール寸前まで逃げ粘って5着。今回はそこから中1週となるが、陣営は「順調に上積みがありそう」と話していることから、前走以上のデキでレースに臨むことが期待できそうだ。

「福島テレビOPは勝ったスマートリアンに騎乗していた柴田善臣騎手がレース後、『内が荒れた馬場で、外差しが決まるのも良かった』と話していたほど、インを通った逃げ先行馬にとっては厳しい馬場コンディションでした。

そんな中で終始内ラチ沿いを走っていたにもかかわらず、勝ち馬から0秒3差の5着に食い下がったサトノファビュラスは、着順以上に評価できる内容だったと思います。叩かれた効果もかなり期待できるとのことなので、今回のアイビスSDでは激走必至かもしれませんね」(競馬誌ライター)

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丸田恭介騎手 撮影:Ruriko.I

「278万馬券」G1で大波乱を演出した“名コンビ”が再び大仕事へ

 またサトノファビュラスを推すにあたって何より魅力的なのが、昨年の高松宮記念(G1)を勝ったナランフレグと同じ丸田恭介騎手×宗像厩舎のタッグであることだ。

 同レースでナランフレグは8番人気の伏兵だったにもかかわらず、見事な直線一気を決めて三連単278万円超えの大波乱を演出。同年のスプリンターズS(G1)でも5番人気3着に入り、三連単46万円オーバーに一役買うなど、この組み合わせが短距離重賞で大駆けしてきたことは記憶に新しいところだ。

 その丸田騎手も今回のサトノファビュラスについて「開幕週はよさそう」と話すなど、まんざらでもない様子。『netkeiba.com』で公開されている単勝予想オッズでは28日現在、18頭立ての16番人気とまったくの人気薄だが、このコンビなら一発を起こしたとしても不思議ではない。

「丸田騎手と宗像厩舎のコンビといえば、一昨年のホープフルS(G1)でも8番人気のラーグルフで3着に入るなど、たびたび波乱を起こしている名コンビであることも、サトノファビュラスにとっては大いにプラス材料となるでしょう。

ちなみに昨年の高松宮記念を勝った際、丸田騎手が『宗像先生にはずっとお世話になっていて、恩返しできたと思うと幸せです』と感謝の言葉を語っていたことからも分かるように、両者はとても強い絆で結ばれているようですよ」(同)

 なおサトノファビュラスは千直競馬は初めてとなるが、その分ひょっとすると高い適性を秘めている可能性もある。人気薄の今だからこそ、押さえておきたい1頭だ。

GJ 編集部

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