
永島まなみの小倉記念参戦に「今村聖奈はどこに行ったんだ」の声!? ブローザホーン撃破の「G1馬全妹」と初タイトルのチャンス到来

今年22勝でJRA女性騎手リーディングのトップに立っている永島まなみ騎手が、13日の小倉記念(G3)でエニシノウタ(牝5歳、栗東・笹田和秀厩舎)に騎乗することが分かった。
出走が確定すれば、同騎手はCBC賞(G3)のアビエルト以来、2度目の重賞騎乗となる。今回の騎乗依頼については「乗せていただけることに感謝です」と話し、「お世話になっている岡浩二オーナーの馬なので、結果を出せるように頑張りたいです」と意気込みを語っている。
同オーナーの所有馬で永島騎手は今年3勝の実績。2月には、後にジャパンダートダービー(G1)で2着に入るキリンジを初勝利にも導いた。本年は12回コンビを組んで複勝率50%をキープの好成績であることも、白羽の矢が立った理由の1つだろう。
ブローザホーン撃破の「G1馬全妹」と初タイトルのチャンス到来
なおキズナ産駒のエニシノウタは、母がウアジェトという血統。一昨年のエリザベス女王杯(G1)を制したアカイイトの全妹にあたる良血馬だ。
4歳秋にして本格化した姉と同様、本馬も古馬になるにつれ徐々に力をつけてきた。前走は2勝クラスの自己条件だったとはいえ、目の覚めるような末脚で2着に1馬身半差をつける快勝を収めた。
ちなみに昨年11月には、先週の札幌日経オープン(L)を6馬身差で圧勝したブローザホーンを破った実績もある。『netkeiba.com』の予想オッズでも9日現在、16頭中6番人気の伏兵評価を受けており、永島騎手の立ち回り次第では一発の可能性も十分ありそうだ。
「先日発表されたエニシノウタのハンデは50キロ。今回は格上挑戦になるとはいえ、同じ3勝クラスの馬であるアップデートやレヴェッツァが53キロ背負うことを考えると、牝馬とはいえ斤量もかなり恵まれたと思います」(競馬誌ライター)
今回の新コンビ決定には、SNSやネットの掲示板などにも「全力で応援します!」「まなみん頑張れ」「初重賞勝利決めちゃってください」などといった応援のコメントが続々と寄せられている。

ただ中には「エニシノウタは今村聖奈騎手じゃなかったの?」「今村騎手はどこに行ったんだ」などという書き込みも見られた。
というのも、実はエニシノウタは永島騎手とのコンビが発表される前、今村騎手が騎乗予定であるとも報じられていたのである。
そのため今村騎手が乗ることを前提に、早くも予想を立てていたファンも一部でいたようだ。にもかかわらず永島騎手とのコンビが発表されたため、やや面を食らったのかもしれない。
「実は私もほんの少し前まで、今村騎手が乗るものだと思っていました(笑)。ただ先述の通り、永島騎手が今年12回も岡オーナーの所有馬に騎乗しているのに対し、今村騎手はわずか1回しかコンビを組んでいないんですよね。
そのため、オーナーとの繋がりの強さで考えるのであれば、エニシノウタは今村騎手よりも永島騎手が跨る方が自然のような気もします」(同)
いずれにせよ、永島騎手にとってここは初重賞制覇のチャンスであることは間違いない。果たしてどのような騎乗を見せてくれるだろうか。
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