元クラシック候補の「生存確認」に歓喜の声! 川田将雅が「謝罪」した日本ダービーの敗戦…「約2年の沈黙」経て待望の復帰戦が決定
昨年1月の日経新春杯(G2)を優勝後、長期休養に入っていたヨーホーレイク(牡5歳、栗東・友道康夫厩舎)だが、来年3月の金鯱賞(G2)での復帰を予定していることが分かった。
ディープインパクト産駒の同馬は、2020年7月のデビューから2連勝。暮れのホープフルS(G1)でも3着に入るなど、早い時期から素質の片鱗を覗かせていた実力馬である。
翌年はきさらぎ賞(G3)の2着で賞金を加算し、春クラシックに参戦。日本ダービー(G1)では勝ったシャフリヤールから0秒6差の7着という結果だったが、乗り方次第ではもっと上の着順に来てもおかしくない内容だった。
というのも、このときヨーホーレイクの手綱を取っていた川田将雅騎手は、ダービーの騎乗について「僕があまりにも下手に乗ったから、結果が伴わなかった」とコメント。『netkeiba.com』で連載しているコラム『VOICE』の中でも「ヨーホーレイクに携わる方たち、応援してくださった方たちには、本当に申し訳なかったなという思い」と、謝罪の意まで述べていたからだ。
後方4番手付近で最終コーナーを回り、最後の直線で内を狙ったヨーホーレイクは、馬群を捌くことが出来ずにスムーズさを欠く競馬を強いられていた。おそらくは、当時の不本意な騎乗を指してのことだろう。
結果的に悔いの残る敗戦となったダービーだったが、それ以来、約7ヶ月ぶりの復帰戦となった前走の日経新春杯では、直線大外からスムーズな競馬で快勝。再びコンビを組んだ川田騎手も「ダービーではうまく乗れず結果を伴うことが出来ませんでしたが、ここから改めていい走りをしていければと思います」と振り返った通り、前回の雪辱を果たす好騎乗で勝利へと導いた。3/4馬身差をつけて退けた相手は、前年のダービーで3着に入っていたステラヴェローチェだったのだから、本馬の実力を改めて証明する結果となった。
それまで古馬王道路線を引っ張っていたクロノジェネシスやコントレイル、キセキといったトップホースたちが前年をもって引退したこともあり、ヨーホーレイクが次世代を牽引する存在として活躍を期待されたのは当然だっただろう。
約2年間の沈黙…待望の復帰戦決定に歓喜の声
しかし、これからスターホースへの階段を上っていこうとする矢先に同馬をアクシデントが襲った。次戦に予定していた大阪杯(G1)を脚部不安で回避。そこから放牧に出されることとなったのだ。
そして、この放牧を機に、気がつけば現時点で2年に迫る長期離脱となってしまった。
しかも、個人オーナーの持ち馬ということもあってか、その間の情報がほとんどのメディアで見られなかったこともあり、不安を募らせた一部ファンの間では「行方不明疑惑」まで持ち上がることにもなった。
そんなヨーホーレイクの復帰情報がついに舞い込んできただけに、朗報を目にしたファンから歓喜の声も沸き起こった。SNSやネット上の掲示板には「ついにヨーホーレイクが帰ってくる!」「おかえりなさい」「生存確認できてよかった」「金鯱賞、中京まで見に行きます」など、復帰を待ちわびたファンの喜びの声が多く上がっている。
来年で6歳になるヨーホーレイクだが、キャリアはまだ7戦であり、使い減りの心配はなさそうだ。これまでの走りを見ても能力の高さは間違いないだけに、来年3月の復帰戦を無事に迎えてくれることを祈りたい。
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