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「ジャスティン」「エリカ」軍団が大活躍! 来春のクラシックで期待の2歳馬が相次いで登場

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有馬記念でも期待の大きいジャスティンパレス 撮影:Ruriko.I

「ジャスティン」の三木正浩オーナーが好調だ

 2023年の競馬もいよいよ終盤戦。秋のG1シーズンも年末の大一番・有馬記念(G1)や、2歳チャンプ決定戦である朝日杯フューチュリティS(G1)、ホープフルS(G1)を残すのみとなった。

 若駒のG1も当然楽しみだが、やはり有馬記念が待ちきれないというファンも多いだろう。

 今年の有馬記念には、G1馬8頭が出走を予定しており、かなり豪華な一戦となりそうだ。歴代最強とも言われているイクイノックスの引退は残念だが、実力の拮抗するメンバー同士の争いとなって、レースの予想は難しいかもしれない。

 そんな有馬記念で人気馬の一角を担うであろう「ジャスティンパレス」は、古馬になってからの成長力が著しい注目の存在だ。

 2歳時にホープフルSで2着に入った実績があり、3歳春のクラシックこそ思うような成績を残せなかったものの、秋の復帰戦となった神戸新聞杯(G2)を3馬身半差の圧勝。G1タイトルを手にできなかったとはいえ、菊花賞(G1)で3着に好走し、世代トップクラスの実力は証明した。

 そんなジャスティンパレスが本領を発揮したのは、古馬になって迎えた今春のG1戦線である。阪神大賞典(G2)で2度目の重賞タイトルを手に入れると、本番の天皇賞・春(G1)で待望のG1初制覇。その後の宝塚記念(G1)や天皇賞・秋(G1)では世界最強馬イクイノックスの後塵を拝したが、本格化を思わせる成長ぶりを見せつけた。

 また、馬だけではなくオーナーである三木正浩氏も好調の波が続いている。

 2019年にJRA初出走を果たした三木氏だが、最近はジャスティンパレスのホープフルSでG1初出走、さらには天皇賞・春でG1初制覇。所有馬のジャスティンカフェが、エプソムC(G3)を制覇し、秋のマイルCS(G1)で7番人気の評価を覆して3着に好走したばかりだ。

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ジャスティンだけでなく「エリカ」にも素質馬は多い(画像はフローラSを勝ったエリカヴィータ)

来春のクラシックで期待の2歳馬が相次いで登場

 そんな三木氏だが、「春のクラシック」を期待できる2歳馬が相次いで好走を見せている。中でもエリカエスティーム(牝2歳、美浦・宮田敬介厩舎)は要注目の1頭だ。

 同馬は6月東京の2歳新馬(芝1600m)で、C.ルメール騎手を背に1番人気でデビューを果たした。初陣では折り合いを気にして4着に敗れたが、同レースの1着馬、3着馬が後の重賞で好走していることから、ハイレベルな1戦だったと言える。

 特筆すべきは12月中山の2歳未勝利(芝1600m)の勝ちっぷりである。

 デビュー戦以来5ヶ月半ぶりの実戦となったが、入念に乗り込まれて好仕上がり。新馬戦に比べてリラックスして、最後の直線では上がり3ハロン34.5秒の末脚で快勝。血統的にも父がモーリス、母はアルゼンチンのマイルG1の勝ち馬で期待が持てそうだ。

 その他にもエリカカリーナ、ジャスティンアース、ジャスティンミラノなど勝ち上がり馬が多数いる三木オーナー。来春のクラシック戦線は「ジャスティン」「エリカ」軍団の快進撃に期待だ。

GJ 編集部

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