
武豊、C.ルメールも絶賛した「ラスボス」が待望の復帰! ミックファイア、セラフィックコール惨敗も…「デカ過ぎる」最強馬候補に期待の声
三冠牝馬リバティアイランドが、ジャパンC(G1)で世界最強馬イクイノックス相手に2着と健闘した4歳世代だが、有馬記念(G1)に出走したダービー馬タスティエーラは6着、皐月賞馬ソールオリエンスは8着と力の差を感じる結果だった。ハイレベルといわれている5歳世代に比べると層が薄い印象もある。
ただ、ダート路線については例年以上に粒揃いだ。
昨年の海外遠征で好走したデルマソトガケをはじめ、トーシンブリザード以来22年ぶり2頭目となる無敗で南関三冠を達成したミックファイア、古馬相手のチャンピオンズC(G1)で2番人気に支持されたセラフィックコールなどの楽しみな馬も登場。その他にもダートで無敗のサーマルソアリング、オーサムリザルトに期待する声もある。
ダート最強馬候補がいよいよ始動
いずれも実力馬ではあるものの、ネットの掲示板やSNSで密かに最強馬候補と呼ばれているのが、ヤマニンウルス(牡4、栗東・斉藤崇史厩舎)だ。本馬はデビューからの3戦で他馬を圧倒するパフォーマンスで勝利。2着馬につけたタイム差もトータルで5秒9という怪物候補である。
その底知れない強さは、これまで手綱を取った騎手たちのコメントからも十分に伝わる内容だった。
デビュー戦に騎乗した今村聖奈騎手が「強い馬に乗せてもらい、大変光栄に感じております」と振り返り、2戦目に騎乗した武豊騎手は「これから先が本当に楽しみな馬だね」とゾッコン。同騎手が天皇賞・秋(G1)当日の負傷で戦列を離れたタイミングに代打で騎乗したC.ルメール騎手も「パワーもスタミナもあります。伸びしろがあり、いいダートホースに成長しそうです」と高い評価を与えている。
「スタートしてすぐ好位につけられるスピードもさすがですが、注目したいのは本馬の成長力です。536キロでデビューした馬が2戦目で24キロの大幅増、さすがに太いのかと思いきや3戦目はさらに増やして16キロ増だった訳ですから驚きです。2戦合わせて40キロも増えても問題なしの大楽勝はタダモノではありません。
前走の576キロは間隔を空けて成長を促した結果だとは思いますが、一戦必勝の仕上げを施した陣営からも期待の大きさが伝わります。次走では主戦の武豊騎手が鞍上に復帰するようですし、当然ながら断然人気に推されるはずです。ここを勝てば重賞制覇も視野に入りますし、ぜひとも無敗でG1制覇まで成し遂げて欲しい逸材です」(競馬記者)
ちなみにヤマニンウルスは、日曜京都の10R雅S(3勝クラス、ダート1800m)で復帰予定。過去、数多のG1馬に跨ってきたレジェンドから「和製フライトラインになって欲しいね」と期待された逸材の“デカ過ぎる馬体重”にも注目したい。
PICK UP
Ranking
17:30更新「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 「オグリキャップ負けた」が話題となった宝塚記念…悲運の鞍上は武豊と同世代、勝ち馬の騎手は後に競馬界から追放のショック【競馬クロニクル 第60回】
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- JRA二ノ宮敬宇調教師引退は「体調」の問題か……残した海外伝説と「最後の末脚」
- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
- 佐々木主浩氏が「大魔神ばりのご立腹」? 福永祐一シュヴァルグラン「宝塚記念の逃げ」に不満アリ?
- 天皇賞・春(G1)M.デムーロ「ポツン」に批判殺到!? エタリオウ「一発逆転」最後方待機もアンカツ「あそこまで下げたら届かない」
関連記事
藤田菜七子、今村聖奈、永島まなみだけじゃない…競馬界に「新たなヒロイン」登場?「競馬歴4年」のニューフェイスがデビュー!
レモンポップらサウジC(G1)に豪華メンバー集結も、懸念されるフェブラリーS(G1)の行く末…世界最高峰の賞金総額約29億円に対抗するには?
ジャンタルマンタルに強力ライバル登場か?エコロブルームと「2秒差」覆した大逆転…川田将雅「能力の高さを見せてくれた」も悩ましい鞍上問題
JRA賞巡って“場外戦”勃発!? 春秋砂王レモンポップか、ドバイWC制覇ウシュバテソーロか
「凄い馬になると思います」大物牝馬との出会いにG1意識!? 昨年76勝の若武者が待望のG1初制覇へ、カギを握る2つの杉山厩舎