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レモンポップらサウジC(G1)に豪華メンバー集結も、懸念されるフェブラリーS(G1)の行く末…世界最高峰の賞金総額約29億円に対抗するには?

レモンポップらサウジC(G1)に豪華メンバー集結も、懸念されるフェブラリーS(G1)の行く末…世界最高峰の賞金総額約29億円に対抗するには?の画像1
レモンポップ 撮影:Ruriko.I

2月のサウジCにレモンポップら豪華メンバー

 昨年のフェブラリーS(G1)、チャンピオンズC(G1)を制し、最優秀ダートホースの最有力候補となっているレモンポップが、2月24日のサウジC(G1)に向かうことがわかった。なお、鞍上は未定とのこと。

 総額2000万ドル(約29億円)と世界最高峰の賞金を誇るサウジCは、現在の円安もあって日本の競馬関係者にとっては、さらに魅力が増している印象だ。昨年、日本のパンサラッサがゲットした1着賞金1000万ドル、当時のレートで約13億5000万円は今年14億4000万円まで上昇した。

レモンポップらサウジC(G1)に豪華メンバー集結も、懸念されるフェブラリーS(G1)の行く末…世界最高峰の賞金総額約29億円に対抗するには?の画像2
昨年はパンサラッサが13億円ゲット 撮影:Ruriko.I

 今年もレモンポップだけでなく、米ブリーダーズCクラシック(G1)2着のデルマソトガケ、帝王賞(G1)を勝ったメイショウハリオ、チャンピオンズC(G1)で2、3着だったウィルソンテソーロ、ドゥラエレーデなど昨年のダート界を彩った強豪が出走予定。さらに、昨年の大阪杯(G1)を制した芝馬のジャックドールまでその矛先を向けているのだから、日本勢の上位独占さえ期待できる豪華メンバーといえるだろう。

懸念されるフェブラリーSの行く末…

 その一方で、早くもメンバーレベルが不安視されているのが、サウジCの6日前にあたる2月18日に開催するフェブラリーSだ。

 JRA最初のダートG1として1997年にG1昇格を果たしたフェブラリーS。以降は、毎年のダート王決定戦として、日本競馬を代表するダート界の猛者たちが激突する舞台となっていたが、2020年にサウジCが誕生してからは、風向きが大きく変わってきた印象だ。

 昨年はレモンポップという新ダート王の誕生で盛り上がったものの、フェブラリーSを連覇中だったカフェファラオ、前年のチャンピオンズCを勝ったジュンライトボルトなどが挙ってサウジCを選択。レース前からメンバーレベルの低下が懸念されていたが、今年はさらに深刻な状況になるかもしれない。

「メンバーレベルが低下した結果、G2降格の噂もあるフェブラリーSですが、最も懸念されているのは、やはりメンバーが揃わないことによる売り上げの低下でしょう。G1昇格を果たした1997年からしばらく200億円を超えていましたが、2001年に200億円を割ってからはじょじょに低迷。最近は150億円前後で推移しています。

JRAもG1昇格から1着賞金8000万円→9400万円→9700万円→1億円、そして2022年から1億2000万円と小刻みに賞金増額を行っているのですが、1着賞金14億4000万円のサウジCとお金で勝負しても仕方ない状況……。今年になって川崎記念(G1)が4月開催に移動しましたが、フェブラリーSも何らかの条件変更が迫られているかもしれません」(競馬記者)

 今年はJRAと地方競馬が協力して、3歳馬のダート三冠路線が交流競走となるなど、ダート路線に大きな変更があった元年になる。歴史的な改革であり、多くの競馬ファンにとっても期待の膨らむ改善であることは確かだが、やるべきことはまだ残っていそうだ。

GJ 編集部

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