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最優秀2歳牡馬ジャンタルマンタルVS武豊エコロヴァルツ「再戦」が早くも実現! 数多の名馬輩出の共同通信杯に今年も「超豪華メンバー」集結か

最優秀2歳牡馬ジャンタルマンタルVS武豊エコロヴァルツ「再戦」が早くも実現! 数多の名馬輩出の共同通信杯に今年も「超豪華メンバー」集結かの画像1
ジャンタルマンタル 撮影:Ruriko.I

 昨年12月の朝日杯フューチュリティS(G1)勝ち馬で、JRA賞最優秀2歳牡馬に選出されたジャンタルマンタル(牡3歳、栗東・高野友和厩舎)が、来月11日の共同通信杯(G3)から始動することが分かった。

 パレスマリス産駒の同馬は、デビュー3連勝で暮れの朝日杯FSを制覇。ここ2戦はマイル戦を使われていることもあり、今後の進路が注目されるところであったが、陣営は今春に皐月賞(G1)出走を見据えているようだ。

 距離は延びるが、管理する高野調教師は「この馬ならやってくれるんじゃないかと思います」と期待を込める。前走で手綱を取った川田将雅騎手も「性格が良くて、能力も高い」と絶賛するなど、ここまで全レースでセンスの塊のような競馬を披露している2歳チャンプの走りに多くの注目が集まりそうだ。

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エコロヴァルツ 撮影:Ruriko.I

 またこれにより、共同通信杯では朝日杯FSで2着だったエコロヴァルツとの再戦が早くも実現することとなりそうだ。

 前走では1馬身1/4差をつけてエコロヴァルツを下したジャンタルマンタルだが、相手は4ヶ月の休み明けだった上に初のマイル戦。また本馬が4コーナーでロスなくインを立ち回ったのに対し、相手は大外を回るなど、通ったコースにもかなりの差があった。

 またエコロヴァルツは共同通信杯が行われる芝1800mで2戦2勝。距離延長はプラスで、鞍上はこのレース2勝の武豊騎手だ。本番のクラシック前に興味深いに再戦となることは間違いない。

数多の名馬を送り出してきた超出世レース、共同通信杯(G3)

 ちなみに共同通信杯といえば、過去10年の勝ち馬を振り返ってもエフフォーリアとディーマジェスティ、イスラボニータの皐月賞馬を始め、スワーヴリチャードにダノンキングリーと後のG1ホースがズラリと名を連ねている。

 それ以前にもナリタブライアンやエルコンドルパサー、アドマイヤムーンにゴールドシップ、ジャングルポケットなど、それこそ挙げればキリがないほどの名馬たちが優勝してきた超出世レースであることは、もはや言うまでもないだろう。

 また、ここ10年間で2着以下に敗れた馬の中にも、昨年のダービー馬タスティエーラや二冠馬ドゥラメンテ、一昨年の皐月賞馬ジオグリフがいるなど、毎年のように春の二冠に直結してくるレースである。

 そんな牡馬クラシックに向けた最重要レースの1つであるだけに、今年もジャンタルマンタル、エコロヴァルツ以外にも好素材が出走を予定している。

 中でもミスタージーティーは前走ホープフルS(G1)こそ5着に敗れたものの、素質では2頭に引けを取らないかもしれない。

 キャリア1戦ながら果敢に暮れのG1に参戦した同馬は、絶好の手応えで最後の直線を迎えたものの、前が壁となり不完全燃焼に終わった。

 レース後には騎乗した坂井瑠星騎手が「うまく乗れませんでした」と話せば、師匠であり管理する矢作芳人調教師も「ひどい競馬。勝ちまであった」と酷評。2人ともミスタージーティーに関して「能力は高い」と意見が一致しているだけに、スムーズな競馬ができればここで巻き返しても不思議ではない。

 さらにシンザン記念(G3)で2番人気に推されたスワーヴリチャード産駒のショーマンフリート、昨年の千葉サラブレッドセールで最高価格となる1億円で取引され、昨年12月のデビュー戦を快勝したベラジオボンドも引き続き岩田望来騎手とのコンビで参戦予定だ。

 開催までまだ1ヶ月弱あることから、これからも続々と参戦を表明する馬が現れるだろう。今年も見逃せないレースとなることは間違いなさそうだ。

GJ 編集部

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