主戦騎手「ダートでもっと凄いかも」エルコンドルパサー以来の超大物が緊急参戦。全国の競馬ファンが「初ダートの馬」を1番人気に推して15着大敗。G1馬3頭で10万馬券…2013年の「狂騒曲」
JRA・G1の開幕を告げる18日のフェブラリーS(G1)だが、今年は興味深いメンバーが集った。
サウジC(G1)が創設された2020年以降、毎年“オイルマネー”との戦いに苦しんでいる感のあるフェブラリーS。実際に今年も最優秀ダートホースのレモンポップ、ドバイワールドC(G1)の覇者ウシュバテソーロらを筆頭に多くの有力馬が24日のサウジカップデーに流出……早くから出走メンバーが心配されていた。
しかし、いざフタを開けてみると昨年のJBCクラシック(G1)を勝ったキングズソードや、昨年のフェブラリーSの2着馬レッドルゼルなどが参戦。また、昨年の無敗三冠馬ミックファイア、JBCスプリント(G1)を制してNAR年度代表馬に輝いたイグナイターなど地方競馬を代表する強豪が集ったことで、今年も何とかダートG1の体裁を保った印象だ。
また、ファンにとっても興味深いのが「芝実績」のある馬たちの挑戦ではないだろうか。
昨年のチャンピオンズC(G1)で3着するなど、すでにダートでも実績を残すドゥラエレーデはもちろんのこと、昨年のNHKマイルC(G1)の覇者シャンパンカラーら芝のG1馬がダートに初挑戦。芝重賞3勝のカラテ、セントライト記念(G2)の勝ち馬ガイアフォースも含め、異例の注目を集めている。
その結果、今年のフェブラリーSはまさに多士済々といった状況だが、一方で「予想難易度」は跳ね上がったといえるだろう。
まずダート実績で筆頭格となるJBCクラシックの覇者キングズソードだが、舞台となる1600mには初挑戦。1700mこそ2勝しているが、直線の短いローカルでしか行われない1700mと東京の1600mでは問われる能力に大きな開きがあることは、競馬ファンの多くが知るところだろう。
また、地方競馬を代表して出走するミックファイア、イグナイターは中央競馬の経験が大きなネック。前者は今回が初参戦で、後者は中央デビューした新馬戦こそ快勝したものの、今回と同舞台のユニコーンS(G3)で12着に大敗した苦い経験がある。実績こそ申し分ないが、慣れない環境で本来の能力を発揮できるかは未知数だ。
いや、百歩譲れば、これらはまだダート実績があるだけ計算が立つと言えなくもない。今年のフェブラリーSにおける最大の問題点はシャンパンカラー、カラテ、ガイアフォースらダート初挑戦組の扱いだろう。
フェブラリーSにおける「芝の実績馬」といえば、一昨年のソダシを思い浮かべるファンも多いはずだ。
阪神ジュベナイルF(G1)や桜花賞(G1)を始め、芝のマイル戦で現役トップクラスの実績を誇ったソダシは、ダートのフェブラリーSでも持ち前のスピードを発揮して3着に善戦。母ブチコを始め、近親に多くのダート活躍馬がいる血統だけに当然の結果と思われるかもしれない。
だが、初ダートとなった前年のチャンピオンズCでは2番人気12着とファンの期待を大きく裏切るなど、必ずしも血統や格がそのまま通用するわけではないのが、芝馬の扱いの難しい点だ。
思い出されるのは、2013年の「フェブラリーS狂騒曲」である。
この年のフェブラリーSも、前年の最優秀ダートホースだったニホンピロアワーズを始めとした有力馬の多くが不在。今年と同じく大混戦と言われた一戦だった。
そんな中、ファンが1番人気に支持したのが、初ダートだったカレンブラックヒルだ。
デビュー4連勝でNHKマイルC(G1)を制し、秋の毎日王冠(G2)では古馬を一蹴して無敗のまま5連勝。続く天皇賞・秋(G1)で5着に敗れたことで連勝こそ途切れたが、当時のカレンブラックヒルは紛れもない次世代マイル王の筆頭候補だった。
そんな超大物が主役不在のフェブラリーSに参戦しただけで注目の的になったことは想像に難くないが、待っていたのは15着大敗という残酷な結果だった。
ちなみにこのレースを勝利したのは、前哨戦の東海S(G2)を勝ったグレープブランデー。2着エスポワールシチー、3着ワンダーアキュートと、3頭ともダートでG1を勝ったことがある実績馬だった。今になって振り返ってみれば、特に驚きのない順当な結果にも思えるが、3番人気→9番人気→7番人気の決着で三連単は10万馬券という高配当……。
一体当時、何が起こっていたのか――。
創業43年を誇り、競馬界のあらゆる情報に精通する『ホースメン会議』の関係者に話をうかがってみた。
「懐かしいですね。今になって振り返ってみれば、初ダートの馬がG1でいきなり1番人気に支持されたことに違和感を覚える人も多いと思いますが、当時のカレンブラックヒルはそれだけ大きな期待を集める存在だったということです。何せ、無敗のままNHKマイルCを制したのがエルコンドルパサー以来でしたしね。
また、この背景には主戦の秋山真一郎騎手の『もしかしたら、ダートでもっと凄いパフォーマンスを発揮できるかも』というコメントが、一部のマスコミに報道されたことも大きかったと思います。その結果、大敗したフェブラリーSの直後には秋山真騎手を批判する声も小さくなかったそうです。
ただ、秋山真騎手がレース後に『ダート適性うんぬんではない』と話してた通り、主な敗因はカレンブラックヒルが他馬を気にして本来のスタートが切れず、流れに乗れなかった点にあります。
実際に弟がダート重賞を勝っていますし、カレンブラックヒル自身が今もダートで活躍しているスマイルミーシャやオヌシナニモノの父であることを踏まえれば、フェブラリーSの結果だけでダート適性の話をするのは早計だったと思います」(ホースメン会議の関係者)
また関係者曰く、当時、カレンブラックヒルのオーナーサイドからはダート競馬の本場アメリカの長期遠征プランまでぶち上がっていたという。2013年の「フェブラリーS狂騒曲」は、こうした報道にファンが踊らされた結果といえるだろう。
「このフェブラリーSに限らず、マスコミのニュースがオッズに大きな影響を与えることは珍しくありません。ただ、秋山真騎手のコメントも『ダートでもっと凄いパフォーマンスを発揮できるかも』と言っているだけで、あくまでそういった『可能性がある』というだけの話。アメリカの遠征にしても、陣営は『フェブラリーSの結果を見てから』という冷静なものでした。(実際に米国遠征は白紙になった)」(同関係者)
今になって振り返ってみれば、全国の競馬ファンにとっては少し恥ずかしい黒歴史の1つといえる。だが、そもそも何故こういったことが起こってしまうのだろうか。
「やはり、ファンの方々が得られる情報が限られているからだと思います。競馬ファンは新聞やネットに流れるニュースを情報源に予想している方がほとんどだと思いますが、ご存知の通り、記者が関係者に取材できる時間は限られており、ニュースは競馬の一部でしかありません。
またマスコミは人気商売ですし、1人でも多くの読者の目に留まるために、どうしても見出しなどは派手になりがちです。その結果、騎手や調教師のちょっとしたコメントが切り取られて大きくクローズアップされ、誇張された情報が独り歩きすることも珍しくありません。2013年のフェブラリーSは、典型的なレースの1つといえるでしょうね」(同関係者)
近年、マスコミの偏向報道が問題視されて久しいが、かといって記者が関係者に24時間、逐一話をうかがうことは現実的ではないだろう。情報を受け取る側も冷静な判断が必要となるが、どうしても自分に都合のいい情報に目が行ってしまうのも人の性である。
自分が注目する馬が「期待できそう」と報道されれば、それだけで「勝てる」「まず間違いなく上位にくる」と考えてしまう……。この辺りが競馬ファンの悪い癖で、ある意味、限界といえるのではないだろうか。
だが、こと『ホースメン会議』のような情報のプロ集団になると、話は大きく変わってくる。何故なら、彼らは独自の情報ルートを持っており、マスコミに頼らなくとも自力で関係者から情報を収集できるからだ。
中でも『ホースメン会議』は競馬予想の神様と呼ばれた大川慶次郎氏が設立。創業43年となる現在は日本競馬最高の予想家と呼ばれる能勢俊介氏を筆頭に、元JRA騎手の東信二氏や元JRA調教師の内藤一雄氏といったレジェンド級の関係者が協力者として所属している最強の競馬予想家集団だ。各々が競馬界に大きな影響力を持っていることもあり、自ずと関係者からの「生の声」が集まってくるという。
特に今回のフェブラリーSに並々ならぬ自信を見せているのが、かつてサクラスターオーでクラシック二冠を果たした東信二元JRA騎手だ。
東氏はかつて、2018年のフェブラリーSでノンコノユメを猛プッシュ。当時6歳の古馬で、前年も未勝利に終わっていたが「本来のデキを取り戻した。攻めも明らかに違う」と本命に据えると、見事1着となり三連単4万1560円を仕留めた。
また、昨年のチャンピオンズCでは12番人気のウィルソンテソーロに着目し、馬連2万9040円を的中するなど、近年のダートレースで無類の強さを見せている。
その上で、今回は『ホースメン会議』を代表し、東氏の【フェブラリーSで乗りたい穴馬】を公開することが決定。元JRAのG1ジョッキーが「チャンピオンズCのウィルソンテソーロのような穴馬がいるので楽しみにしていてください」と自信を見せているだけでなく、これが「無料」というのだから見逃す手はないだろう。
今年のフェブラリーSは2013年と同じく主役不在の上に、芝路線からも実績馬が参戦する難解なレースだ。すでに各マスコミから様々なニュースが取り上げられ、多くの競馬ファンが思案を重ねているが、ファンが求める「本当に正しい情報」を見極めるのは極めて困難だ。
ただ逆に考えれば10万馬券決着した2013年のように、難解なレースだからこそ「当てた時の配当」には大きな期待が持てる。幸いにも「無料」とのことだし、今回ばかりはプロの力に頼ってみてはいかがだろうか。
チャンピオンズCで万馬券を的中して波に乗る元JRAジョッキーの【乗りたい馬】は、果たしてどれなのか。今週の『ホースメン会議』は、競馬ファンから熱い視線を集めることになりそうだ。
CLICK→特別無料公開! 元JRA騎手・東信二の【フェブラリーSで乗りたい穴馬】ホースメン会議
※本稿はPR記事です。
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