GJ > 競馬ニュース > 【皐月賞】レガレイラ「最有力」も世代レベルに疑問?混迷極まるクラシック戦線…期待高まる「無敗馬」2頭の存在
NEW

【皐月賞】レガレイラ「最有力」も世代レベルに疑問?混迷極まるクラシック戦線…期待高まる「無敗馬」2頭の存在

【皐月賞】レガレイラ「最有力」も世代レベルに疑問?混迷極まるクラシック戦線…期待高まる「無敗馬」2頭の存在の画像1
撮影:Ruriko.I

 最近よく耳にする4歳世代の低レベル疑惑。短距離路線では京都金杯(G3)をコレペティトール、シルクロードS(G3)をルガル、京都牝馬S(G3)をソーダズリングが制したように好調だが、古馬王道路線では苦戦が続いている。

 昨年の有馬記念(G1)でも皐月賞馬ソールオリエンスとダービー馬タスティエーラが古馬相手に力の差を見せつけられる完敗だった。当時から世代レベルに疑問符がついていた中、巻き返しを図った中山記念(G2)でソールオリエンスがまたもや敗戦。もはや疑惑から確信に変わりつつある状況だ。

 さらに先週の金鯱賞(G2)では、両馬に菊花賞(G1)で楽勝したドゥレッツァに注目が集まったものの、G1未勝利のプログノーシスに5馬身という決定的な差をつけられた。一部のファンから早くも近年で最弱と評する声すら出始めた。

世代レベルに疑問は4歳だけではなく3歳も?

 そんな4歳世代と同じく、春のクラシックを控える現3歳世代もまた層の薄さを懸念されている。

 昨年のホープフルS(G1)を制したレガレイラが頭一つ抜け出した状態だが、同レース2着のシンエンペラーが1勝クラス2着から出走したコスモキュランダに弥生賞ディープインパクト記念(G2)で完敗。さらに最優秀2歳牡馬ジャンタルマンタルも、今年の復帰初戦となった共同通信杯(G3)で新馬勝ちから連勝を決めたジャスティンミラノを前に不覚を取った。

 シンザン記念(G3)を優勝したノーブルロジャーはマイル路線に進む可能性が高く、京成杯(G3)を制したダノンデサイルも大物感があるのかと聞かれれば疑問。こういった状況を考えると、レガレイラの一強にも思えてくる。

「アイビーS(L)でレガレイラを負かしていたダノンエアズロックが、無敗のまま弥生賞を勝っていれば、勢力図の塗り替えに期待出来たのですが見せ場もなく7着に大敗。その後に骨折が判明したため、力負けではなかった可能性もあるとはいえ、クラシックを前に大きな不安を抱えました。

同レース2着のシンエンペラーも力のあるところは見せたものの、1勝クラスも勝っていなかったコスモキュランダに負けたのは痛恨です。そうなるとやはり無敗馬に期待したくなりますね」(競馬記者)

 今週末には皐月賞トライアルのスプリングS(G2)が行われるとはいえ、登録馬の顔触れを見渡しても、どれもこれも似たような力関係。それならいっそ若葉S(L)でニューヒーローの誕生に期待したい。

 ちなみに牡馬クラシック戦線で重賞勝ちのある無敗馬は、きさらぎ賞(G3)を制したビザンチンドリームと共同通信杯を制したジャスティンミラノの2頭。いずれも皐月賞へ直行するローテーションが発表されており、本番でも上位人気が予想される。

 混迷極まる今年の牡馬クラシック戦線。魅力的な新星の挑戦を受けて立つ女王レガレイラとの直接対決にも注目したい。

GJ 編集部

GJ 編集部

真剣勝負の裏にある真実に切り込むニュースサイト「GJ」の編集部です。これまで作成した記事は10000本以上。競馬歴10年超えの情報通が業界の「しがらみ」を取り払った「本音」や「真実」にも臆することなく、他のサイトとは一線を画したニュース、サービス提供を行っています。

真剣勝負の真実に切り込むニュースサイト「GJ」

Twitter:@GJ_koushiki

Instagram:@goraku.horse.racing0505

【皐月賞】レガレイラ「最有力」も世代レベルに疑問?混迷極まるクラシック戦線…期待高まる「無敗馬」2頭の存在のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
  2. クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
  3. 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
  4. 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
  5. C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
  6. エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
  7. 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
  8. 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
  9. 春のG1戦線に水を差す「醜聞」続く…現役騎手の父に詐欺容疑、G1馬オーナーが逮捕
  10. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛