真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2017.07.12 10:12
DMM.comが「7億円投資」でJRAに参戦! IT業界の超大物が新設する「DMMドリームクラブ」1口馬主の常識を覆す画期的システムの「狙い」とは
編集部
それは従来の1口馬主の「醍醐味」をより極端に追求したスタイルといえるだろう。
そこから見える『DMM.com』の狙いは「馬主というステータスの一般化」ではないだろうか。「DMMドリームクラブ」の展開を鑑みるに、1万口という膨大な口数を始め、馬主に対する垣根を取り払い、とにかく気軽になることを徹底しているようにみえる。
それは今回のセレクトセールで競り落とした3頭の「血統」や「落札価格」からも如実に感じられた。
『DMM.com』が落札したのはリアルスティールの全妹と、ジェンティルドンナの全妹、そしてキタサンブラックの全弟の3頭。つまり述べるまでもなく、走る走らないの前に「話題先行型」の馬であるといえる。いずれも、そのネームバリューだけでお客を呼べる存在だ。また、実際に1口馬主が所有した際の優越感や話題性も、極めて大きな馬を選択をしたといえるだろう。
また、その落札価格だが、リアルスティールの全妹とジェンティルドンナの全妹は、その日の牝馬最高額となった。引退後種牡馬になれない牝馬は、基本的に牡馬よりも価格評価が低い。つまり高額な牝馬を購入するというのは、それだけで牡馬よりもリスクが高いといえるが『DMM.com』はあえて、そこに踏み込んだというわけだ。
ただ、これも偏に募集口数が1万口だからこそ背負えるリスクだろう。仮に数十口の募集なら落札価格の影響も大きなものになるが、1万口ならばその影響も極めて小さなものとなるからだ。
また、これまで身分照会や資料請求など、なにかと面倒な手続きの多かった従来の1口馬主クラブとはことなり、すべてオンラインで手続きが可能という点も多くの人々に受け入れられそうだ。
さらに注目すべき大きな点は、基本的にランニングコストが掛からないという点だ。
PICK UP
Ranking
23:30更新- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!