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「コンビ復活」C.ルメールと負けられない戦い!ジャスティンミラノ、ダノンデサイルに引けを取らない素質馬が登場

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日本ダービー出走を逃したヘデントール

「終いはいい脚を使ってくれたものの、位置が悪かったです」

 今年4月の青葉賞(G2)で8着に敗れたヘデントール(牡3歳、美浦・木村哲也厩舎)に対し、騎乗していたT.オシェア騎手はそうコメントを残した。

 敗れはしたものの、ダービートライアルのG2で本馬がファンから1番人気に支持されたことには、それだけの理由がある。ルーラーシップ産駒の素質馬は、昨年11月東京のデビュー戦でジャスティンミラノと0秒3差の2着に善戦。勝ち馬が無敗で皐月賞(G1)を制し、日本ダービー(G1)でも大本命に推されていたことを考えると、続く2戦目3戦目で楽勝を決めたのも当然だったかもしれない。

C.ルメール騎手は怪我で青葉賞に騎乗できなかった
C.ルメール騎手は怪我で青葉賞に騎乗できなかった

 しかし、陣営にとって最大の誤算となったのは、初戦から3戦連続で手綱を取っていた主戦のC.ルメール騎手が怪我で騎乗不可となってしまったことだろう。

 もちろん代打で騎乗したオシェア騎手も今年のドバイワールドC(G1)とドバイゴールデンシャヒーン(G1)を制しており、地元UAEでは過去12回リーディングを獲得しているレジェンドではあるが、青葉賞が初コンビだったこともあってか、主戦の不在は陣営の予想以上に影響した可能性が考えられる。

未勝利戦はダノンデサイルの京成杯を凌駕するタイムだった

「ヘデントールはジャスティンミラノ相手に好走したデビュー戦だけでなく、2戦目に勝ち上がった1月中山の未勝利戦も素質の片鱗を見せていました。後方待機策を採ったこのレースは、中盤から一気に捲って2番手まで進出し、2着馬に2馬身半の差をつけて圧勝。芝2000mでマークした2分0秒2の勝ちタイムは、翌日に行われた京成杯(G3)のそれを0秒3も上回っていたんですよ。

ちなみに今年の京成杯の勝ち馬といえば、その後ダービー馬に輝いたダノンデサイル。こうして振り返ると皐月賞馬相手に接戦を演じただけでなく、ダービー馬よりも速い時計で中山の2000mを走っていた訳です。それだけに青葉賞で不完全燃焼に終わったことは残念でしたね」(競馬記者)

 そのヘデントール陣営が名誉挽回をかけて次走に選択したのが、16日の東京9R町田特別(2勝クラス)である。奇しくも舞台は青葉賞で敗れた東京・芝2400mと同じ条件だけに、前走が力負けでなかったことを証明するには、ちょうどいい舞台でもある。

 ダービーへの出走は叶わなかったが、ここで結果を出せばラスト一冠の菊花賞(G1)への視界がぐっと開けてくる。主戦のルメール騎手が鞍上に戻る今回は、是が非でも勝利をもぎ取りたい一戦だ。

GJ 編集部

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