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D.レーン×サトノカルナバル「7馬身差」の衝撃V! イクイノックスと「同郷」のキタサンブラック産駒、来月のセレクトセールにも影響?

東京競馬場 撮影:Ruriko.I
東京競馬場 撮影:Ruriko.I

 22日、東京6Rに行われた2歳新馬戦(芝1400m)は、1番人気サトノカルナバル(牡2歳、美浦・堀宣行厩舎)とD.レーン騎手のコンビが優勝。単勝1.6倍の圧倒的支持に応えてデビューVを決めた。

「レース前からずっと落ち着いていて、賢い馬でした」

 この日、短期免許で約1年ぶりに日本での騎乗となったレーン騎手がそう振り返った一戦。サトノカルナバルはそのままハナにまで立てそうなほどの好スタートを切ったものの、道中は5番手まで下げてレースを進める。

 4コーナーを絶好の手応えで回り最後の直線へ。残り2ハロンを過ぎたあたりで先頭に立つと、あとは後続を突き放す一方となる。最後はレーン騎手が手綱を流す余裕を見せながらも、2着に7馬身差をつける大楽勝だった。

「非常に強い競馬でした。サトノカルナバルがマークした上がり3ハロン34秒0は、2位のそれを1秒0も上回る最速。最後の直線はまさに他馬が止まったかのような強烈な末脚でした。

レース後には(SNSやネット掲示板などで)『順調なら朝日杯は1番人気かな』など、早くも暮れの朝日杯フューチュリティS(G1)で期待する声も見かけられましたよ」(競馬記者)

ノーザンファーム出身のイクイノックス 撮影:Ruriko.I
ノーザンファーム出身のイクイノックス 撮影:Ruriko.I

 インパクト抜群のレースで初戦白星を飾ったサトノカルナバルは、現オープン・ジャスティンスカイの全弟となる。イクイノックスと同じノーザンファーム生産のキタサンブラック産駒ということもあってか、一昨年のミックスセールで9240万円という高価格で取引されており、早くから期待の高かった1頭だ。

 また、現2歳世代でノーザンファーム生産のキタサンブラック産駒といえば、今月9日の新馬でクロワデュノールが勝ち上がり決めたことは記憶に新しい。同馬の勝ち時計1分46秒7は、6月の東京・芝1800mの2歳新馬戦で歴代最速だった。

来月のセレクトセールにも影響?

「ノーザンファームは来月8日から翌日にかけて開催されるセレクトセール2024にも生産馬の多くを上場する予定。先日、リザーブ価格(最低落札価格)を公開していたのですが、イクイノックスの活躍もあってでしょうキタサンブラック産駒が1歳の牡・牝、当歳の牡・牝すべてで最高額になっていたことには驚きましたね。

サトノカルナバルとクロワデュノールも強い競馬で新馬勝ちを決めましたし、セール当日は先ほど挙げた馬たちをはじめとしたキタサンブラック産駒の評価もさらに上がることになりそうです」(同)

 ちなみにセレクトセール2024に上場されるノーザンファーム生産のキタサンブラック産駒は、1歳牡馬でデルフィニア2の23が7000万円、同牝馬でアスコルティの23が6000万円、当歳牡馬でセリエンホルデの24が7000万円、同牝馬でドリームアンドドゥの24が6000万円となっており、それぞれリザーブ価格の最高額となっている。(デルフィニア2の23とセリエンホルデの24はトップタイ)

 これらの馬たちの先輩となるサトノカルナバルに、レーン騎手はレース後「ポテンシャルの高い馬で、これから楽しみだと思います」と高評価を与えた。新たに登場したキタサンブラック産駒の大物候補がどこまで突き進んでいくか、非常に楽しみだ。

GJ 編集部

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