
昨年、驚愕の『2000万』馬券!ヴィクトリアマイル(G1)は今年も大荒れか!?その「見極め方」と「狙い馬」マニュアル
時計的には「滅茶苦茶なハイペース」なのに、結果は「典型的な前残り」。この競馬のセオリーを無視した矛盾が生まれる馬場状態こそ、俗に言われている東京の『超高速馬場化』という現象である。
そして、ヴィクトリアマイルはこの超高速馬場化が比較的起きやすいレースなのだ。
東京で超高速馬場化が起きやすい条件はいくつかあるが、主な理由は下記の4つだ。
1、G1などハイレベルなレースが同一開催で連続して行われる。
2、当日も含め、天候が安定した日が続く。
3、馬場の痛みを分散させるために、内柵を動かした直後。
4、馬場の痛みを防ぐために、芝を刈り込んだり、ローラーを掛けたりした直後。
ヴィクトリアマイルは東京G1・5連戦の第2戦目として「1」を満たし、今年も昨年同様レース前日の14日(土)からBコースが使用されるため「3」も満たしている。そこに天候やJRAの馬場造園課の判断によって「2」「4」といった要素が加わった時、東京は『超高速馬場化』する。今のところ、東京の週末は晴れ予想なので少なくとも「2」は該当しそうだ。
その上で、肝心の今年のヴィクトリアマイルが、昨年と同様に超高速馬場化しているかを見極めるポイントとして「打ってつけの存在」がいる。前日のメインレース・京王杯スプリングC(G2)に出走を予定しているサクラゴスペルだ。
実は東京が超高速馬場化した際の1400mや1600m戦の特徴として「スプリント実績を持つ馬が有利」という傾向がある。
例えば、昨年のヴィクトリアマイルを勝ったストレイトガールは、後にスプリンターズS(G1)を勝つほどのトップスプリンター。昨年の京王杯スプリングC(G2)を勝ったサクラゴスペルも1200mのオーシャンSを2勝するなど、1400mよりも1200mの方が適性の高い馬だった。
従って、前日の京王杯スプリングC(G2)でサクラゴスペルが激走したり、他に1200m実績を持った馬が好走したり、タイムが早いのに極端な前残りとなった場合などは、東京が超高速馬場化した兆候「サイン」と見て良いということだ。
しかし、仮に東京が昨年のような超高速馬場化したとわかっても、ヴィクトリアマイルで馬券を当てなければ意味がない。第一、超高速馬場化したから荒れるとは限らないではないか。
その点で、昨年の1、2番人気ヌーヴォレコルトとディアデラマドレに共通することは「マイルよりも、むしろ中距離での実績があった」「逃げ馬ではなく、マイルで先行できるほどのスピードがない」ということだ。その上で、これは今年の1、2番人気が予想されるミッキークイーン、ショウナンパンドラ、さらにはルージュバックにも共通している特徴である。
さあ、上位人気馬に”ケチ”がついたところで、東京が昨年のような超高速馬場化した場合の「狙い馬」に話題を移そう。
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