
池添謙一と期待の若手が場外乱闘…「粗暴な行為」の代償は騎乗停止、「レベルが低い」「しょうもない」ファンも冷ややか

宝塚記念(G1)も終わり、今週末から本格的な夏競馬のシーズンへ突入する中央競馬だが、後半戦の始まる函館で一悶着があったようだ。
口論及び揉み合いで騎乗停止処分へと発展
競馬ファンが驚きを隠せなかったのは、28日にJRAから「騎手池添謙一および騎手富田暁に対する制裁」と題されたニュースが発表されたことである。
詳細についてはJRAのホームページで確認可能だが、25日に函館競馬場調整ルーム内において、池添騎手と富田騎手の間でトラブルが発生。その結果、「粗暴な行為」に及んだとして池添騎手は開催4日間、富田騎手は2日間の騎乗停止という処分が下されたらしい。
また、この件については『デイリースポーツ』が詳しく報じており、厩舎関係者からの情報提供によると、24日夜に函館市内の飲食店で複数の騎手が会食した際、池添騎手が富田騎手に対して高圧的な態度で絡んだとのこと。その結果、富田騎手が近くにあった池添騎手のスマートフォンをテーブルに叩きつけ、画面が割れたという。
口論となった両者を同席した別の騎手が引き離し、池添騎手は先に調整ルームに帰ったようだが、怒りが収まらなかった池添騎手が富田騎手を呼び出し、お互いが粗暴行為に及んだらしい。
「池添騎手は44歳で富田騎手は27歳。酔った勢いもあったとはいえ、どちらも大人げのない言動だったというしかありませんね。ただ今週末から騎乗停止処分が下されたように、JRAも深刻に受け止めているようです。
2人とも函館で騎乗予定がありましたが、池添騎手は計10鞍、富田騎手は計14鞍。前日に出馬確定したタイミングということもあり、騎乗予定馬の陣営は代役探しの対応に追われるはずです。関係者からの信頼もガタ落ちでしょう」(競馬記者)

「粗暴な行為」や「スマートフォン」絡みのトラブルは過去にも…
直近では、水沼元輝騎手が競馬開催中に調整ルーム内にスマートフォンを持ち込んで使用し、5月31日から騎乗停止となっており、最終的な処分については第2回裁定委員会終了後に発表が予定されている。
そして昨年5月も競馬開催中に控室などで持ち込み禁止のスマートフォンを使用したとして、若手騎手6人(今村聖奈、河原田菜々、角田大河、永島まなみ、古川奈穂、小林美駒)が30日間の騎乗停止処分を下される事件もあった。
2021年には、岩田康誠騎手が藤懸貴志騎手に対して、「粗暴な行為」に及んだとして開催4日間の騎乗停止処分が下されていた。
今回の場合は絡んできた池添騎手に反撃したこともあってか、富田騎手にも開催2日間の騎乗停止処分。被害に遭った富田騎手に同情する声も出ていたが、ネットやSNSでファンから「レベルが低い」「しょうもない」といった冷ややかな言葉も見られた。
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