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ディープインパクト時代「終焉」は近い!? 競馬界の「預言者」金子真人氏のセレクトセールの”動向”が予感させる「新時代」の到来


 代表馬のディープインパクトこそ、日本競馬に革命を起こしたサンデーサイレンス産駒という王道だが、そのディープインパクトのライバル種牡馬として活躍するキングカメハメハは欧州の大種牡馬キングマンボの産駒。オーナーに最初のG1をプレゼントしたブラックホークも欧州で大成功を収めながらも、日本ではまだあまり成功していなかったヌレイエフの血を積極的に取り入れた結果だ。

 他にも世界最大の馬主グループ・ゴドルフィンへ400万ドルで移籍したユートピアはフォーティナイナー、ワグネリアンの祖母ブロードアピールのブロードラッシュ、日本に種牡馬フレンチデピュティを導入させるきっかけとなったクロフネ、宝塚記念3着などがあるホットシークレットのハンティングホークなど、金子オーナーが所有する活躍馬の血統バリエーションは実に多彩だ。

 その結果、ディープインパクトやキングカメハメハ、クロフネなどの名種牡馬を次々と輩出。今や日本の競馬を支配していると述べても過言ではない社台グループの成功は、まるで「未来」を読み取ったかのような歴史的成功を収めた金子オーナーの存在をなくして語ることはできないだろう。

 ただ、そんな金子オーナーだが、今年のセレクトセールでは「例年ほどの活気がなかった」、と報じられている。

 というのも、近年は毎年のように高額な良血馬を競り落とす大馬主の一人だった金子氏が、今年は1億円超えが僅か1頭、それも1億1000万円が最高額という、額面上はやや寂しい結果となったからだ。

 ちなみに個人馬主だけに、「本業」の方が上手くいかなかったということはなさそうだ。横浜市の都筑区に本社を構える東証1部上場企業「株式会社図研」の代表取締役社長である金子氏。企業は今年の3月期も売上高約221億9900万円を達成しており、ずっと右肩上がりの状態である。

 したがって、金子氏が主な競走馬の入手ルートとしているセレクトセールで、今年も例年通り大金を投入しようと思えば、問題なくできた可能性は極めて高いといえるだろう。

 だが何故、それをしなかったのか。

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