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2年連続でワンツーゴール中! 今年も新潟記念(G3)の法則に揺るぎなし?

ユーキャンスマイル
ユーキャンスマイル 撮影:Ruriko.I

これはもう「新潟記念の法則」と言って差し支えないだろう

 2019年に1着、22年、23年に2着したユーキャンスマイル。さらには2019年、20年に2着したジナンボー。今週末9月1日に行われる新潟記念(G3)は、いわゆるリピーターの活躍が目立つレースだ。

 さらに、上記した2頭には共通点がある。共にキングカメハメハの産駒なのだ。

 これを基に近年の新潟記念を振り返ってみると、上記したリピート2頭以外にも昨年の勝ち馬ノッキングポイント(母の父がキングカメハメハ)、一昨年の勝ち馬カラテ(父の父)、2021年の3着クラヴェル(母の父)、2020年の1着ブラヴァス(父)、2018年の1着ブラストワンピース(母の父)など、2代目までにキングカメハメハの血を持っている馬が猛威を振るっている。

 2017年以降の6年連続で馬券に絡んでいるばかりか、2023年、22年、20年、19年はワンツーゴール。これはもう「新潟記念の法則」と言って差し支えないだろう。今年も何も考えず、2代目までにキングカメハメハの血を持つ馬を軸に据えれば良いのだ。

 絶好の狙い目として浮上するのは、サマー2000シリーズ王者を狙うキングズパレス(牡5歳、美浦・戸田博文厩舎)だ。

 今年の特別登録13頭の中で、唯一のキングカメハメハ産駒。それも今年5月には同じ新潟・芝2000mの新潟大賞典(G3)でハナ差の2着と、すでに適性の裏付けは済んでいる。

 最終追い切りは美浦のWコースで併せ馬を行って半馬身先着。七夕賞(G3)2着からの参戦であり、勝てばサマー2000シリーズ王者というだけに、主戦の松岡正海騎手が「集中力が高くていいイメージ」とコメントしている通り、状態は万全だ。

ディープインパクトがまさかの大苦戦…

 ライバルは桜花賞(G1)、オークス(G1)で共に3着した強豪3歳牝馬ライトバック。さらに前走の七夕賞で後塵を拝し、同じくサマー2000シリーズ王者を狙うレッドラディエンスだが、この2頭には共にディープインパクト系という共通点がある。

 実は近年の新潟記念はキングカメハメハの血が猛威を振るっている一方で、ディープインパクトの血が大苦戦を強いられている。

 近3年におけるディープインパクト系の出走回数は18回で【0.0.1.17】と壊滅的。さらに昨年のサリエラ、2021年のザダルは共に1番人気で馬券外に沈んでいる。ライトバック(父の父がディープインパクト)、レッドラディエンス(父)の実力は確かだが、ここでの過信は禁物だ。

シンリョクカ
シンリョクカ 撮影:Ruriko.I

 そこで穴馬として浮上するのが、母父にキングカメハメハの血を持つシンリョクカ(牝4歳、美浦・竹内正洋厩舎)だ。

 単純に、登録馬の中で2代目までにキングカメハメハの血を持つ馬がキングズパレスとシンリョクカの2頭だけというのが主な理由だが、今回は骨折明けということもあって穴になるのは確実。ただ、復帰後は早めにここを目標に乗り出していただけに、陣営は「(骨折した)前走のダメージはない。(3着だった)今年の中山牝馬S(G3)くらいの状態にはある」と強気だ。

 近6年の連対馬12頭の内、実に75%を占める9頭が該当する「新潟記念の法則」。今年もまずは2代目までにキングカメハメハの血を持つキングズパレスとシンリョクカを馬券の軸に考えたい。

GJ 編集部

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