横山武史「勝負」の代打2連戦! ナムラクレア、テーオーロイヤルで示したい存在感

19日、今年の天皇賞・春(G1)を制したテーオーロイヤル(牡6歳、栗東・岡田稲男厩舎)が復帰戦の京都大賞典(G2)で横山武史騎手と新コンビを組むことがわかった。主戦の菱田裕二騎手が14日に落馬負傷したため、急遽“ピンチヒッター”として抜擢された。
天皇賞・春を勝ったあとに左前脚の剥離骨折で休養していたテーオーロイヤルにとっては復帰戦となるが、秋のG1戦線を見据えて無様な競馬はできない立場だ。岡田調教師が「思ったよりも状態が良い」と手応えを語るなど、すでに臨戦態勢は整っているだけに、代打・横山武騎手にかかる期待も大きい。
「横山武騎手といえば、30日のスプリンターズS(G1)でも騎乗停止になった浜中俊騎手の代打としてナムラクレアに騎乗することが決まっています。2020年に史上最年少で関東リーディングに輝くなど押しも押されもせぬ若手の筆頭格ですが、最近は当時ほどの勢いがないだけに頑張ってほしいですね」(競馬記者)
2020年に史上最年少で関東リーディングに輝いただけでなく、翌21年もエフフォーリアとのコンビで競馬界を席巻した横山武騎手。
今年もここまで81勝を挙げて関東2位に付けるなど、今やトップジョッキーの地位を盤石にしているが、その一方で重賞勝利は4月のフローラS(G2)が最後。特に今年は高松宮記念(G1)の坂井瑠星騎手、天皇賞・春の菱田騎手、宝塚記念(G1)の菅原明良騎手など若手の台頭が著しいだけに、やや存在感が薄れている印象だ。
ナムラクレア、テーオーロイヤルといった有力馬の騎乗が舞い込むのはトップジョッキーの証と言えば聞こえは良いかもしれないが、裏を返せばスプリンターズSや京都大賞典といった重要度の高いレースで、これといった騎乗馬がいなかったからこその結果と言える。
「横山武騎手にとっては『勝負の2週間』ですね。乗り慣れていない代打ながら、どうしても主戦ジョッキーとの差が注目されますが、逆にここで結果を残せば、インパクトはその分大きいと思います。
実際、先週のセントライト記念(G2)では、デビュー戦から横山武騎手が主戦を務めていたアーバンシックがC.ルメール騎手に乗り替わりになりましたが、見事な“一発回答”で重賞制覇。レース後には、やはり『さすがルメール』という声もありましたし、逆に結果を残せずに主戦降板となった横山武騎手には厳しい評価が下ることにもなりました。
横山武騎手にとっても、かつての相棒の活躍は複雑なものがあったでしょうし、今回の代打2連戦では、そんなモヤモヤを吹き飛ばすような騎乗が期待されます」(同)
スプリンターズSの1週前追い切りでナムラクレアと初コンタクトを取った横山武騎手は「いい馬だと思っていましたが、想像以上にパワフル」と好感触を掴んだ様子。代打騎乗になるスプリンターズS、京都大賞典は難しい2連戦になるが、ここで大きな存在感を示しておきたい。
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