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武豊が「告白」キタサンブラックによる宝塚記念(G1)の歴史的大敗劇で「何」があったのか……騒動が去った今だからこそ語られた「真相」<1>

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 それなりのスタートを切って先頭を伺ったキタサンブラックだったが、ハナを切ったのがシュヴァルグランで、さらにはシャケトラが2番手。場内からはどよめきが上がるほど意外な展開となった。

 しかし、百戦錬磨の武豊騎手からすれば「そこまで意外な展開ではなかった」という。

 まず、今回の出走メンバーに確固たる逃げ馬が不在だったこと、そして前走の天皇賞・春でシャケトラが序盤から掛かっていたことを知っていた武豊騎手は、シャケトラがハナを切る可能性も充分に考えていたようだ。一方で、キタサンブラックの方は同じ阪神の内回りコースとなる大阪杯を3番手から快勝しているだけに「今年は外枠だったので、無理に行かなかった」と、ハナへの拘りはなかったという。

 結局、キタサンブラックはこの2頭を行かせる形で、3番手につけて最初のコーナーを回った。そこまでのリズムは悪くなかったようだが、武豊騎手は「本来はもっと行きっぷりが良かったはず」と振り返っている。この時点で若干の違和感があったようだ。

 向正面に入り1000mの通過タイムは60.7秒と、そこまで速いペースではなかった。時折キタサンブラックが掛かるような仕草を見せていたが、武豊騎手は「レースでは掛かるところがある馬」と特に問題視していないようだ。

 ただレース全体を通して、この日のキタサンブラックはあまり行きっぷりがよくなかったようだ。その違和感がいよいよ大きくなったのが勝負所の第4コーナーであり、先頭を走るシュヴァルグランやシャケトラに並び掛けようとしたが、いつもの手応えがなかった。

「大阪杯を勝った時のような手応えとは違いましたね。アレッという感じ」と当時を振り返っている武豊騎手。だが、それでもまだこの段階では「最後の直線で伸びてくれるだろう」と信じていたようだ。

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