GJ > 競馬ニュース > 武豊「告白」キタサン宝塚1  > 3ページ目
NEW

武豊が「告白」キタサンブラックによる宝塚記念(G1)の歴史的大敗劇で「何」があったのか……騒動が去った今だからこそ語られた「真相」<1>

【この記事のキーワード】, ,

 それなりのスタートを切って先頭を伺ったキタサンブラックだったが、ハナを切ったのがシュヴァルグランで、さらにはシャケトラが2番手。場内からはどよめきが上がるほど意外な展開となった。

 しかし、百戦錬磨の武豊騎手からすれば「そこまで意外な展開ではなかった」という。

 まず、今回の出走メンバーに確固たる逃げ馬が不在だったこと、そして前走の天皇賞・春でシャケトラが序盤から掛かっていたことを知っていた武豊騎手は、シャケトラがハナを切る可能性も充分に考えていたようだ。一方で、キタサンブラックの方は同じ阪神の内回りコースとなる大阪杯を3番手から快勝しているだけに「今年は外枠だったので、無理に行かなかった」と、ハナへの拘りはなかったという。

 結局、キタサンブラックはこの2頭を行かせる形で、3番手につけて最初のコーナーを回った。そこまでのリズムは悪くなかったようだが、武豊騎手は「本来はもっと行きっぷりが良かったはず」と振り返っている。この時点で若干の違和感があったようだ。

 向正面に入り1000mの通過タイムは60.7秒と、そこまで速いペースではなかった。時折キタサンブラックが掛かるような仕草を見せていたが、武豊騎手は「レースでは掛かるところがある馬」と特に問題視していないようだ。

 ただレース全体を通して、この日のキタサンブラックはあまり行きっぷりがよくなかったようだ。その違和感がいよいよ大きくなったのが勝負所の第4コーナーであり、先頭を走るシュヴァルグランやシャケトラに並び掛けようとしたが、いつもの手応えがなかった。

「大阪杯を勝った時のような手応えとは違いましたね。アレッという感じ」と当時を振り返っている武豊騎手。だが、それでもまだこの段階では「最後の直線で伸びてくれるだろう」と信じていたようだ。

武豊が「告白」キタサンブラックによる宝塚記念(G1)の歴史的大敗劇で「何」があったのか……騒動が去った今だからこそ語られた「真相」<1>のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. ジャパンCはノーザンファームに逆らうな?武豊×ドウデュース、ルメール×チェルヴィニア、さらに社台グループの意外な隠し玉が出走?
  2. 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
  3. クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
  4. C.スミヨン騎手「サンデーが拒否」原因はC.ルメール騎手? ドバイターフ(G1)リアルスティール「鞍上ドタバタ劇」の裏事情
  5. ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
  6. 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
  7. 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
  8. 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
  9. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  10. エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは