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武豊が「盟友」の仔でサマーチャンピオン(G3)制覇! “エアスピネル・ロス”を払拭する勝利に「やっぱり、あなたはスーパースター!」

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「昨年3月はJRAでわずか2勝と苦しみましたが、その一方で交流重賞はエンプレス杯(G2)、ダイオライト記念(G2)、名古屋大賞典(G3)と騎乗機会3連勝。本人も『いい感じ』と語っていたように、スランプの中で大きな支えになっていたと思います。

 また、世界No.1ホースとして挑んだエイシンヒカリのプリンスオブウェールズ(G1)で、まさかの大敗を喫した際も、本人は相当へこんでいたものの、数日後の帝王賞(G1)に勝利して調子を取り戻しています。今回のサマーチャンピオンもそうですし、このところの武豊騎手は苦しい時に交流重賞を勝って、弾みをつけている感はありますね」(競馬記者)

 また、ラインシュナイダーの父ヴァーミリアンは、武豊騎手が主戦として当時の最多勝記録だったG1・9勝を上げたダート界の”盟友”。9勝の内、8勝が交流G1だったように、全国各地の地方競馬場で勝ちまくったコンビだった。

 ラインシュナイダーはヴァーミリアン産駒として初の交流重賞馬。エアスピネルも含め、長年数々の名馬に跨ってきた武豊騎手だからこそ味わうことのできる血のドラマでもある。

 今のヴァーミリアンは種牡馬として決して順風満帆とは言えない立場だが、こうして現役時だけでなく、引退してからも、かつての相棒を助けることができるのは「騎手冥利に尽きる」というところだろう。

 札幌記念が行われる20日は、小倉の北九州記念(G3)に3連勝中のダイアナヘイローで参戦する武豊騎手。まずは得意の交流重賞で”景気付け”はできた。”エアスピネル・ロス”を吹き飛ばすような勝利を期待したい。

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