GJ > 競馬ニュース > フォワ賞(G2)で爆死?  > 2ページ目
NEW

サトノダイヤモンドの”楽勝”フォワ賞(G2)で爆死決定!? 何故、日本は凱旋門賞に「24年間」も「勝ち馬なし」の前哨戦を使うのか

【この記事のキーワード】, ,

 しかし、その一方でフォワ賞が「前哨戦としての価値は低い」という論調もある。

 実際に、フォワ賞が凱旋門賞と同じ2400mになった1979年以降、本競走を経由して凱旋門賞馬となった馬は80年代には数多くいた。しかし、ここ10年ではゼロ。最後の勝ち馬は1992年のスボティカと25年遡る必要がある。

 言い換えれば、日本競馬は貴重なトップホースで遠征しながらも、24年間も勝ち馬を出していないレースを使って本番に挑もうとしている。これは見逃せない事実だ。

 また、勝ち馬がいないとはいえ過去10年の凱旋門賞を振り返ると、フォワ賞組は2着が4回と一見悪くなさそうに見える。だが、その内3回はオルフェーヴルとナカヤマフェスタの日本馬。他は2014年のフリントシャーの1度しかない。何よりも今の日本競馬にとって、そしてサトノダイヤモンド陣営にとっても「2着では意味がない」といった心境だろう。

 ちなみに3歳限定戦のニエル賞優勝馬も、ここ10年は勝ち馬なし。最後に勝ったのは2006年のレイルリンクだ。

 同じ舞台で経験を積みながらも、何故か本番につながらない。そこには様々な要因が絡んでいるのだろうが、日本の競馬ファンとして、すぐに思いつくのが青葉賞(G2)と日本ダービー(G1)の関係性だ。

 毎年、「今年こそは」と期待されている青葉賞組。しかし、日本ダービーと舞台も距離も同様の王道トライアルでありながら1984年の創設以降、一度もダービー馬を輩出できていないのは多くの競馬ファンが知る事実だ。

 特に今年は勝ったアドミラブルが、日本ダービーでも1番人気に支持され”ジンクス打破”に大きな期待が集まったが、結果は3着。またも高い壁に跳ね返されている。

 当然そこにも様々な要因が絡んでいるのだろうが、一般的に指摘されているのはペースと馬場の違いだ。その中でも気になるのはペース、つまりは”レースレベル”の差であり、特にニエル賞やフォワ賞は本番との「落差」があまりにも大きい気がしてならない。

 その象徴たる要因が出走頭数の差だ。

サトノダイヤモンドの”楽勝”フォワ賞(G2)で爆死決定!? 何故、日本は凱旋門賞に「24年間」も「勝ち馬なし」の前哨戦を使うのかのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 帝王賞でウィルソンテソーロ降板も決定済み…気になる「鞍上交代」はやっぱりアノ人?
  2. 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 【NHKマイルC】アスコリピチェーノ主戦を背に追い切りも【日本ダービー】武豊がキタサンブラック弟と挑む最多7勝目【週末GJ人気記事ぶった斬り!】
  3. 【京都新聞杯(G2)予想】穴馬ジューンテイクに浮上の余地あり! 抜けた馬がいない混戦模様、狙いは重賞好走歴のある人気薄
  4. リバティアイランド、ドゥレッツァ「戦線離脱」に思うドゥラメンテの儚さ。そして思い出されるアグネスタキオンとの共通点
  5. ステラヴェローチェに並ぶ「最速」を記録、メイショウタバルの毎日杯は凌駕…大注目の惑星が日本ダービー前哨戦に登場!
  6. 【NHKマイルC】世代わずか「6頭」も驚異の高打率! ジャンタルマンタル、ノーブルロジャーの父に「第2のスワーヴリチャード」の期待
  7. JRA天皇賞・春(G1)エタリオウの「扱い」が鍵? 「最強コンビ」桃井はること楠原安里梨が占う平成最後の聖戦
  8. 【NHKマイルC】17番人気ピンクカメオの激走!伝説の973万馬券はこうして飛び出した。今年はジャンタルマンタルとアスコリピチェーノに不安話で急浮上の穴馬!
  9. JRA矢作芳人調教師「馬場のことは、いつも棟広に聞いているぐらいだから」ジャパンC(G1)にコントレイルを出走させる名伯楽も信頼!『KEIBAコンシェルジュ』棟広良隆氏【特別インタビュー】
  10. 競馬・パチスロ「勝ちまくり」の無双モード!?「キャプテン渡辺」が濃厚すぎる上半期を振り返る!!【特別インタビュー】