「強すぎ」ワグネリアンが”超絶鬼脚”で2勝目! シルバーステートの「悲劇」から2年……福永祐一騎手は今度こそ日本ダービーに手が届くのか
「緩い馬場でどういう競馬をしてくれるかなと思っていました。しかし、気にすることなくスイスイと走れていました。競馬はイメージ通りで、相手は2着馬だろうと思っていました。エンジンが掛かるまでにすぐ反応しないところがあるので、残されるかなとも思いましたが、追ってからはしっかりとしていました。走りっぷりも初戦に比べてさらに良くなっていました。今後も楽しみです」
レース後、福永騎手はエンジンの掛かりが遅いことを指摘したが、当然ながら今後を見据えた期待の裏返しだ。言葉通りメンバーが強くなって、さらに走りが良くなった感があり、その視界には、間違いなく来年のクラシックが入っていることだろう。
見守った友道康夫調教師も「新馬の時もそうでしたが、一歩目は出が悪く、反応してからは脚が全然違いました。数字的にはあまり変わりませんが、体に幅が出て逞しくなりました。賞金を加算できたことが一番大きいです」と先々を見据えたコメント。
今後は東京スポーツ杯2歳S(G3)、もしくは新設G1となるホープフルSに向かう見込みだ。
「あくまでこの時点の話ですが、今年ここまで出てきた2歳馬の中ではNo.1だと思いますね。札幌2歳S(G3)を勝ったロックディスタウンや藤沢和雄厩舎のフラットレーなど、今年の2歳は早くも有望な馬が数多く見られますが、ワグネリアンの走りには突き抜けたスケールを感じます。
ただ、重馬場で上がり33秒というのは鵜呑みにしない方が良さそうです。4着馬のクリノクーニングが32.9秒で上がっていることからも、重馬場発表の割に時計の出る馬場でした。もっとも先週に同舞台で行われた西宮S(1600万下)では上がり最速32.5秒が出ているので、今の阪神の馬場が時計が出やすいことは確かなようです。
しかし、それでも今回の走りは衝撃的でした。上がり最速こそ記録できませんでしたが、一杯に追われたクリノクーニングに対して、ワグネリアンはムチ2発だけですから。ディープインパクト産駒らしいキレ味は如何にもダービー向きで、順調に行けば来年の日本ダービーの最後の直線で上位争いをしているはず。気が早い話ですが、まずは無事にたどり着いてほしい逸材ですね」(競馬記者)
まだ9月半ばとはいえ来年のダービー馬候補として、頭一つ抜けている感のあるワグネリアン。ただ、そんな特別な馬に出会うことができた主戦の福永騎手としては、どうしても一昨年の”悲劇”を意識せざるを得ないだろう。
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