GJ > 競馬ニュース > 「強すぎ」ワグネリアン  > 2ページ目
NEW

「強すぎ」ワグネリアンが”超絶鬼脚”で2勝目! シルバーステートの「悲劇」から2年……福永祐一騎手は今度こそ日本ダービーに手が届くのか

【この記事のキーワード】, ,

「緩い馬場でどういう競馬をしてくれるかなと思っていました。しかし、気にすることなくスイスイと走れていました。競馬はイメージ通りで、相手は2着馬だろうと思っていました。エンジンが掛かるまでにすぐ反応しないところがあるので、残されるかなとも思いましたが、追ってからはしっかりとしていました。走りっぷりも初戦に比べてさらに良くなっていました。今後も楽しみです」

 レース後、福永騎手はエンジンの掛かりが遅いことを指摘したが、当然ながら今後を見据えた期待の裏返しだ。言葉通りメンバーが強くなって、さらに走りが良くなった感があり、その視界には、間違いなく来年のクラシックが入っていることだろう。

 見守った友道康夫調教師も「新馬の時もそうでしたが、一歩目は出が悪く、反応してからは脚が全然違いました。数字的にはあまり変わりませんが、体に幅が出て逞しくなりました。賞金を加算できたことが一番大きいです」と先々を見据えたコメント。

 今後は東京スポーツ杯2歳S(G3)、もしくは新設G1となるホープフルSに向かう見込みだ。

「あくまでこの時点の話ですが、今年ここまで出てきた2歳馬の中ではNo.1だと思いますね。札幌2歳S(G3)を勝ったロックディスタウンや藤沢和雄厩舎のフラットレーなど、今年の2歳は早くも有望な馬が数多く見られますが、ワグネリアンの走りには突き抜けたスケールを感じます。

 ただ、重馬場で上がり33秒というのは鵜呑みにしない方が良さそうです。4着馬のクリノクーニングが32.9秒で上がっていることからも、重馬場発表の割に時計の出る馬場でした。もっとも先週に同舞台で行われた西宮S(1600万下)では上がり最速32.5秒が出ているので、今の阪神の馬場が時計が出やすいことは確かなようです。

 しかし、それでも今回の走りは衝撃的でした。上がり最速こそ記録できませんでしたが、一杯に追われたクリノクーニングに対して、ワグネリアンはムチ2発だけですから。ディープインパクト産駒らしいキレ味は如何にもダービー向きで、順調に行けば来年の日本ダービーの最後の直線で上位争いをしているはず。気が早い話ですが、まずは無事にたどり着いてほしい逸材ですね」(競馬記者)

 まだ9月半ばとはいえ来年のダービー馬候補として、頭一つ抜けている感のあるワグネリアン。ただ、そんな特別な馬に出会うことができた主戦の福永騎手としては、どうしても一昨年の”悲劇”を意識せざるを得ないだろう。

「強すぎ」ワグネリアンが”超絶鬼脚”で2勝目! シルバーステートの「悲劇」から2年……福永祐一騎手は今度こそ日本ダービーに手が届くのかのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

23:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
  2. ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
  3. 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
  4. 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
  5. 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
  6. エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
  7. C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
  8. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  9. 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
  10. 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!