
武豊ダイアナヘイローは○番手!? 女王桃井はるこが狙う電撃戦「高配当」の使者とは

今年も秋のG1戦線の幕開けとなる電撃の6ハロン戦・第51回スプリンターズS(G1)が開催される。競馬ファンからすれば、これから続くG1シリーズを幸先良くスタートするためにもここは落とせないレースだろう。しかし、「実績馬VS夏の活躍馬」で短距離界の頂を争うスプリンターズSは、非常に難解なことで知られている。そこで今回、編集部はアイドル界イチの競馬オタクである桃井はるこさんにお越しいただき、今週行われる重賞レースの見解をうかがってみた。
――前回登場していただいたときは、『今年の夏は秋のG1に向けて、トレセンで調教を続けている感じ』と「桃井さん的G1シーズン」に向けて新たな試みをされると話していましたね。
桃井はるこ(以下、桃井):メディアでは『GJ』さんで初めて告知するんですけど(笑)、実は「本の窓」(10月20日発売号/小学館)さんで3,000文字くらいの短編小説の連載をスタートします。まったく初めてのジャンルにチャレンジ、競馬でいえば、ダート馬が芝に初挑戦というくらい違いがあると思いますが、頑張りたいです!!
今週末から始まるG1シリーズの芝・1200mの『スプリンターズS』は電撃戦とも称される短距離で、あっという間に決着がつきます。私の小説も短いのでそこまでお時間をとらせることもありません。書店などで見つけたら手にとってもらえればうれしいですね。
――処女作を目にできる日を楽しみにしています。さて、そのスプリンターズSですが、今年は出走予定馬の中に今後の活躍が期待される新星がいる一方、G1ホースは少頭数で、抜きん出た存在がいないともいわれています。

桃井:すごく荒れそうなので、私好みのレースです(笑)。私が二重丸をつけるのは、鞍上に三浦皇成騎手が予定されているフィドゥーシア! スプリンターズSはカレンチャンに代表されるように牝馬が上位にくることも多いレースで、3着内に2頭きた年もありますからね。
フィドゥーシアの母は2002年に新潟競馬場で開催されたスプリンターズSを勝利したビリーヴ。優勝したときの開催競馬場は新潟でしたが、翌年の中山競馬場開催でも2着に入賞。この時の勝ち馬はデュランダルでした。あの名馬を相手にしての2着なので、かなり強かったのは間違いないでしょう。
またフィドゥーシアも、季節は違いますけど同じコース、距離で開催された春雷S(OP)で、キングハート、アクティブミノルを相手に先行して勝つという強い競馬を見せています。レースを見返すとテンが速いんですよねぇ。
さらに鞍上の三浦騎手は復帰してからすごくいいんですよ。パワーアップして帰って来たという感じがします。先週のオールカマー(G2)では、先行馬から不利を受けたようにも見え、無念の結果に終わりました。ですが、それまでは素晴らしい騎乗をされていたんです。
大ケガから復活した三浦騎手がフィドゥーシアとタッグを組んでG1初制覇を飾り、完全復活を遂げる!! すごく面白いと思います。また同馬は、素質はあるにもかかわらず、前々走のアイビスサマーダッシュ(G3)では1人気で2着、前走のセントウルS(G2)では2人気で9着になったこともあり、今回は人気が落ちると思いますから、まさに狙い目ではないでしょうか。
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