GJ > 競馬ニュース > 凱旋門賞「警戒すべき馬」  > 4ページ目
NEW

なぜ凱旋門賞は荒れ続けるのか? 昨年「38万馬券」欧州と日本の”競馬の違い”が生む、大本命エネイブル以上に「警戒すべき」存在とは

【この記事のキーワード】, ,

 英国の桜花賞にあたる英1000ギニーなど、すでにG1を4勝しているウィンター。しかし、その距離は2000mが最高で、現在の地位は「欧州3歳牝馬最強マイラー」である。それに加え、凱旋門賞と同じ2400mの経験が一度もないのだ。

 例えば、今年のレーヌミノルを始め、毎年のオークスでは”世代最強マイラー”の桜花賞馬が、距離を不安視されて嫌われる傾向にある。そのため日本での馬券発売でも、ファンにお馴染みのムーア騎手が騎乗するとはいえ、ウィンターが距離を不安視され嫌われる可能性は低くないだろう。

 これが、いわば日本競馬の常識だ。

 しかし、オブライエン厩舎を、もっと言えば欧州競馬独特の”チームプレー”に注目している人間からすれば、逆にそれが「美味しいオッズを生む」と期待している。

 ちなみに欧州の競馬事情に精通している英国の大手ブックメーカー・ウィリアムヒル社は、30日付のオッズでウィンターをエネイブルに次ぐ2番人気に支持している。もともと距離が不安視されていたウィンターは、前日まで伏兵の1頭に過ぎなかったが、ここにきて急浮上。

 その裏に「オブライエン厩舎の『エース』ムーア騎手が騎乗する」という事実があるのは間違いないだろう。

なぜ凱旋門賞は荒れ続けるのか? 昨年「38万馬券」欧州と日本の”競馬の違い”が生む、大本命エネイブル以上に「警戒すべき」存在とはのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. ジャパンCはノーザンファームに逆らうな?武豊×ドウデュース、ルメール×チェルヴィニア、さらに社台グループの意外な隠し玉が出走?
  2. 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
  3. C.スミヨン騎手「サンデーが拒否」原因はC.ルメール騎手? ドバイターフ(G1)リアルスティール「鞍上ドタバタ劇」の裏事情
  4. ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
  5. クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
  6. 【チャンピオンズC(G1)展望】絶対王者レモンポップVS無敗ヤマニンウルス!? 最初で最後の頂上決戦は実現するのか
  7. 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
  8. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  9. 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
  10. 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?