GJ > 競馬ニュース > 「超強力逃げ馬」アエロリット  > 3ページ目
NEW

秋華賞で「超強力逃げ馬」アエロリットとカワキタエンカの主導権争い勃発!?「展開」のカギを握る横山典弘が「理想像」とする歴史的名牝の存在とは

【この記事のキーワード】, ,

 ペースコントロールの巧みさも然ることながら、横山典騎手がライバルとなるカワキタエンカの「限界点」を把握しているところが大きい。対して、今回がテン乗りとなる北村騎手は距離不安も重なって、どうしても手探りの騎乗になる。かといって、カワキタエンカも無謀な玉砕戦法が許される人気にもならないだろう。この点は考慮しておきたい。

 3つ目は、横山典騎手がアエロリットの理想像としてダイワスカーレットを挙げている点だ。この秋華賞や有馬記念を逃げ切るなど「稀代の逃亡者」として名を残す歴史的名牝だが、この馬の特徴が、まさにアエロリットがクイーンSで見せたような「テン良し、中良し、終い良し」という理想的な逃げだった。

 逃げながらも、最後の勝負所できっちりと脚を使うその走りは、場合によっては行きたい馬にハナを譲って自分のペースを守ったからこそ実現できたもの。横山典騎手がこの名牝を理想像とするのであれば、秋華賞でも柔軟な姿勢を見せてくる可能性は高い。

 対してカワキタエンカはここ4戦ですべてハナを切り、特に2走前の三面川特別(1000万下)ではスタートでトモを落として出遅れながらも、強引に主導権を奪いに行っている。このことからも、ハナに立って主導権を奪うスタイルに拘りがあることは明らかで、秋華賞でもある程度ハナを主張する可能性は高いといえるだろう。

 これらの点を考慮するとカワキタエンカがハナに立ち、アエロリットが2番手という展開が濃厚だが、2頭とも距離に不安があるため、意外にすんなりと隊列が決まる可能性も高そうだ。

 仮に、もしそうなると2頭ともが世代トップクラスの強力な逃げ馬。主導権争いによる「共倒れ」を願う後続の淡い期待を裏切るどころか、利害の一致する逃げ馬同士による共同戦線「呉越同舟」の関係を築く可能性もありそうだ。

秋華賞で「超強力逃げ馬」アエロリットとカワキタエンカの主導権争い勃発!?「展開」のカギを握る横山典弘が「理想像」とする歴史的名牝の存在とはのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. J.モレイラ、日本ダービー「本命」はレガレイラを破った4.5億円ホース!? 皐月賞2着コスモキュランダ乗り替わり発表から、鮮やかな優駿切符ゲット!
  2. C.ルメールが「過怠金」横山典弘が「騎乗停止」に賛否両論!? 覚悟の突撃と不可抗力…JRAの一貫した判断とは
  3. 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 【NHKマイルC】アスコリピチェーノ主戦を背に追い切りも【日本ダービー】武豊がキタサンブラック弟と挑む最多7勝目【週末GJ人気記事ぶった斬り!】
  4. 25年ぶりのJRA最多勝記録更新も視野!? 川田将雅に匹敵する3着以内率62.2%…今「最も信頼できる騎手」森一馬が凄い!
  5. “リバティアイランドは怪我で回避”最強牝馬不在が意味するもの。ヴィクトリアマイルで社台グループの深すぎる内部事情!
  6. C.ルメール「がっくり」まで繰り返さなくても!? 3歳マイル王ジャンタルマンタルが「あの名マイラーにそっくり」と話題
  7. 「絶妙ラップ」でメジロパーマー以来32年ぶり快挙!成績不振&名伯楽からの卒業…ピンチをチャンスに変えた「花の35期生」新人王
  8. 横山和生「謎」の降板にファンから賛否の声…朝日杯FSで無敗の主戦に非情采配
  9. 【日本ダービー】武豊「何とか間に合いました」キタサンブラック弟と挑む最多7勝目…乗り替わりでも不気味なエコロヴァルツの底力
  10. 【日本ダービー】「芝未勝利馬」の参戦視野に懐疑的な声? 無傷の4連勝でダービー挑戦も「シンガリ」に敗れたサクセスブロッケンの記憶