GJ > 競馬ニュース > キセキの「欧州挑戦」提案  > 2ページ目
NEW

M.デムーロ騎手がキセキの「凱旋門賞挑戦」提案! 史上”最弱”凱旋門賞2着馬との「共通点」にある世界統一の可能性

【この記事のキーワード】, ,

「芝の上に水が溜まっていました。こんな馬場はヨーロッパでも珍しいです。向こうでもいけそうと思うので乗ってみたいです」

 きっかけは、デムーロ騎手の言葉だった。多くの日本のファンにとって、競馬の「ヨーロッパ」といえば、やはりフランスの凱旋門賞である。そして、それは常日頃から「世界一の騎手になりたい」と公言しているデムーロ騎手にとっても、気持ちは同じだろう。

 これまで1969年のスピードシンボリによる初挑戦から48年、4度の2着を経験しながらも、未だ頂に手が届いていない凱旋門賞。その制覇は今や、日本競馬の悲願となっている。今年も、昨年の菊花賞馬サトノダイヤモンドが挑戦したものの、世界の高き壁に跳ね返された。

 近年、世界有数の競馬先進国として数々の海外実績を誇る日本が、この世界最高峰のレースを勝てない最大の原因は、サトノダイヤモンドの主戦C.ルメール騎手と池江泰寿調教師が口を揃えた「欧州独特の重い馬場」にあるといわれている。今年も池江調教師が「この馬場は日本で経験することができない」と悔しさを噛みしめていたシーンが印象的だった。

 しかし、だからこそ歴史に残るような重い馬場で素晴らしいパフォーマンスを発揮したキセキに対し、デムーロ騎手や多くのファンが凱旋門賞への手応えを感じ取っているというわけだ。

「面白いんじゃないでしょうか。デムーロ騎手は日本馬に騎乗して凱旋門賞に挑んだことがないだけに『一度やってみたい』という思いは強いでしょうね。過去に二冠馬ドゥラメンテで凱旋門賞挑戦のプランがありましたが、結局実現しないままに終わってしまいました。

ヴィクトワールピサでドバイワールドカップを勝っているように、大舞台でとにかく強いジョッキー。そういう勝負強さは大事だと思いますし、一ファンとしてデムーロ騎手の凱旋門賞を見てみたい気持ちもあります」(競馬記者)

M.デムーロ騎手がキセキの「凱旋門賞挑戦」提案! 史上”最弱”凱旋門賞2着馬との「共通点」にある世界統一の可能性のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

11:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「面白いこと教えてやるよ」横山典弘、打倒ソールオリエンスに手応えアリアリ!? 馬券に絡んだのはすべて内枠。「父兄参観」と揶揄された2年前とは一変
  2. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  3. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  4. 田辺裕信「2歳新馬」お断り!? 未だ騎乗ゼロに隠された真意
  5. C.スミヨン騎手「サンデーが拒否」原因はC.ルメール騎手? ドバイターフ(G1)リアルスティール「鞍上ドタバタ劇」の裏事情
  6. 武豊騎手「パドック意味なし」発言に仰天……馬券購入セオリー「完全否定」のトップ騎手たちが語るパドック必勝法とは
  7. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  8. 武豊命名「5爺」に激震走るナンバー3の卒業…有馬記念でメジロマックイーンを撃破、迫られる「欠員補充」の最有力候補とは
  9. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  10. JRA池添謙一「2度結婚」「DV不倫」よりも紆余曲折の騎手人生。オルフェーヴル三冠→外国人で凱旋門賞、勝負強さは当代随一だが……