真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2017.10.24 06:02

M.デムーロ騎手がキセキの「凱旋門賞挑戦」提案! 史上”最弱”凱旋門賞2着馬との「共通点」にある世界統一の可能性
編集部
「芝の上に水が溜まっていました。こんな馬場はヨーロッパでも珍しいです。向こうでもいけそうと思うので乗ってみたいです」
きっかけは、デムーロ騎手の言葉だった。多くの日本のファンにとって、競馬の「ヨーロッパ」といえば、やはりフランスの凱旋門賞である。そして、それは常日頃から「世界一の騎手になりたい」と公言しているデムーロ騎手にとっても、気持ちは同じだろう。
これまで1969年のスピードシンボリによる初挑戦から48年、4度の2着を経験しながらも、未だ頂に手が届いていない凱旋門賞。その制覇は今や、日本競馬の悲願となっている。今年も、昨年の菊花賞馬サトノダイヤモンドが挑戦したものの、世界の高き壁に跳ね返された。
近年、世界有数の競馬先進国として数々の海外実績を誇る日本が、この世界最高峰のレースを勝てない最大の原因は、サトノダイヤモンドの主戦C.ルメール騎手と池江泰寿調教師が口を揃えた「欧州独特の重い馬場」にあるといわれている。今年も池江調教師が「この馬場は日本で経験することができない」と悔しさを噛みしめていたシーンが印象的だった。
しかし、だからこそ歴史に残るような重い馬場で素晴らしいパフォーマンスを発揮したキセキに対し、デムーロ騎手や多くのファンが凱旋門賞への手応えを感じ取っているというわけだ。
「面白いんじゃないでしょうか。デムーロ騎手は日本馬に騎乗して凱旋門賞に挑んだことがないだけに『一度やってみたい』という思いは強いでしょうね。過去に二冠馬ドゥラメンテで凱旋門賞挑戦のプランがありましたが、結局実現しないままに終わってしまいました。
ヴィクトワールピサでドバイワールドカップを勝っているように、大舞台でとにかく強いジョッキー。そういう勝負強さは大事だと思いますし、一ファンとしてデムーロ騎手の凱旋門賞を見てみたい気持ちもあります」(競馬記者)
PICK UP
Ranking
11:30更新浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
- 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!
- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
- JRA小倉の川田将雅は「2回に1回」馬券に絡む!? 勝率は他騎手の複勝率をも凌駕、武豊にも負けない「競馬一族」のルーツを探る