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M.デムーロ騎手がキセキの「凱旋門賞挑戦」提案! 史上”最弱”凱旋門賞2着馬との「共通点」にある世界統一の可能性

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「芝の上に水が溜まっていました。こんな馬場はヨーロッパでも珍しいです。向こうでもいけそうと思うので乗ってみたいです」

 きっかけは、デムーロ騎手の言葉だった。多くの日本のファンにとって、競馬の「ヨーロッパ」といえば、やはりフランスの凱旋門賞である。そして、それは常日頃から「世界一の騎手になりたい」と公言しているデムーロ騎手にとっても、気持ちは同じだろう。

 これまで1969年のスピードシンボリによる初挑戦から48年、4度の2着を経験しながらも、未だ頂に手が届いていない凱旋門賞。その制覇は今や、日本競馬の悲願となっている。今年も、昨年の菊花賞馬サトノダイヤモンドが挑戦したものの、世界の高き壁に跳ね返された。

 近年、世界有数の競馬先進国として数々の海外実績を誇る日本が、この世界最高峰のレースを勝てない最大の原因は、サトノダイヤモンドの主戦C.ルメール騎手と池江泰寿調教師が口を揃えた「欧州独特の重い馬場」にあるといわれている。今年も池江調教師が「この馬場は日本で経験することができない」と悔しさを噛みしめていたシーンが印象的だった。

 しかし、だからこそ歴史に残るような重い馬場で素晴らしいパフォーマンスを発揮したキセキに対し、デムーロ騎手や多くのファンが凱旋門賞への手応えを感じ取っているというわけだ。

「面白いんじゃないでしょうか。デムーロ騎手は日本馬に騎乗して凱旋門賞に挑んだことがないだけに『一度やってみたい』という思いは強いでしょうね。過去に二冠馬ドゥラメンテで凱旋門賞挑戦のプランがありましたが、結局実現しないままに終わってしまいました。

ヴィクトワールピサでドバイワールドカップを勝っているように、大舞台でとにかく強いジョッキー。そういう勝負強さは大事だと思いますし、一ファンとしてデムーロ騎手の凱旋門賞を見てみたい気持ちもあります」(競馬記者)

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