真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2017.08.06 06:15

秋G1へ「馬なり」で古馬圧倒!夏の上がり馬キセキが父ルーラーシップから受け継ぐ晩成型の成長力もアノ「悪癖」が邪魔で……
編集部

日本ダービー(G1)を制して世代の頂点に立ったレイデオロが、この秋は神戸新聞杯(G2)からジャパンC(G1)を目指すこととなり、再び混戦模様となった3歳牡馬クラシック戦線。そんな中、待望の夏の上がり馬が出現した。
5日に新潟で行われた信濃川特別(1000万下)だ。このレースを単勝2.0倍という抜けた人気に推されたキセキ(牡3歳、栗東・角居勝彦厩舎)が圧勝。最後の一冠・菊花賞に向け、堂々と名乗りを上げた。
14頭立てで行われた芝2000mのレース。M.デムーロ騎乗のキセキは、スタートでやや立ち遅れて後方から3番手を追走。先行馬がやりあった結果、馬群は縦長になり、前半の1000m通過は58.2秒とまずまず流れる展開となった。
新潟外回りコースの長い直線に入って、外に持ち出されたキセキは馬なりのまま進出を開始。残り400mを切って各馬にムチが入り始める中、キセキだけが楽な手応えで先頭集団に並び掛けた時点で、勝負はほぼ決していたのかもしれない。それくらい他馬とは手応えが違っていた。
残り200mを切った時には先頭に立っていたキセキ。2番人気のブラックプラチナムが必死に食い下がったことで、デムーロ騎手も最後はゴーサインを出したが結局、最後までムチを使うことはなかった。
「素晴らしい馬。強かったです。私は折り合いだけ気をつけて何もしていません」
PICK UP
Ranking
17:30更新【ヴィクトリアマイル(G1)予想】ナミュールから6点で万馬券狙い! マスクトディーヴァは持ちタイムに不安ありで消し! 高速決着に対応できる穴馬で勝負
「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
- 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 「空前の競馬ブーム」巻き起こしたオグリキャップ…ぬいぐるみはバカ売れ、見学ツアーも大人気、「ビジネスチャンス」生かしたオーナーの慧眼【競馬クロニクル 第64回】
- JRA出鼻をくじかれた「16億円」の大勝負……。「神の馬」の二の舞だけは避けたい日高に朗報!? 海外からのニュースに関係者も安堵か
- 武豊騎手「パドック意味なし」発言に仰天……馬券購入セオリー「完全否定」のトップ騎手たちが語るパドック必勝法とは