GJ > 競馬ニュース > 田辺裕信の「捨て身」騎乗  > 2ページ目
NEW

JRA田辺裕信の天皇賞「捨て身」に賛否両論!? グレーターロンドンを「潰した」というのは本当か?

【この記事のキーワード】, ,

 レース後、田辺騎手は「切れ味を活かしたかったが、この馬場では厳しい」と語っている。やはり、当初はいつも通り後方から競馬するプランがあったようだ。しかし、馬場コンディションの影響で断念。

 思い切って内を突いた作戦に関しても、確かな根拠があったようだ。

 実は田辺騎手は、この天皇賞・秋の直前の9レースで同じ東京2000mを走ったが、結果は4番人気のカラビナに騎乗し4馬身差で圧勝している。その時に1枠1番だったこともあって、道中から一頭だけ果敢にインコースを走り、馬場の感触を確かめていた。おそらくその時に、インコースの馬場にある程度の手応えを感じていたのではないだろうか。

 また、戦前から囁かれていた「距離不安」に関しても、大竹正博調教師は事前の共同会見で「距離をこなせる血統だと思っています」とコメントしており、実際に先日『香港国際競走』の登録が行われた際は、第1希望に2000mの香港Cを希望するなど(香港マイルが第2希望)、少なくとも陣営は距離に自信を持っていたようだ。

 しかし、田辺騎手が「4コーナーでは、ある程度の位置まで上がって行きたかったです。早めに動きましたが、直線は脚がありませんでした」と語った通り、この日は想定以上の特殊な不良馬場。

 勝ったキタサンブラックは天皇賞・春を連覇、サトノクラウンは香港ヴァーズ、3着レインボーラインと4着リアルスティールは共に菊花賞の2着馬であり、5着マカヒキと6着ソウルスターリングはダービー馬とオークス馬と、いずれも2000mを超える距離で実績を持つ馬が上位。「2000mに不安がない」という程度のスタミナでは、やはり厳しい流れだったようだ。

 また、その一方で今回の田辺騎手の積極騎乗に対して「アノ馬だったら……」という声もあるようだ。

JRA田辺裕信の天皇賞「捨て身」に賛否両論!? グレーターロンドンを「潰した」というのは本当か?のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

23:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 【日本ダービー】武豊「何とか間に合いました」キタサンブラック弟と挑む最多7勝目…乗り替わりでも不気味なエコロヴァルツの底力
  2. 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 帝王賞でウィルソンテソーロ降板も決定済み…気になる「鞍上交代」はやっぱりアノ人?
  3. JRA天皇賞・春(G1)エタリオウの「扱い」が鍵? 「最強コンビ」桃井はること楠原安里梨が占う平成最後の聖戦
  4. 【NHKマイルC】ファンの興味は「15番枠」が1番人気?固唾をのんで待つ運命の枠順発表…ただの偶然で済まされない「幸運」を手にするのはどの馬か
  5. 【NHKマイルC】父は名マイラー、母もマイルG1馬の「黄金血統」、前走惨敗で評価急落も…注意しておきたい激走候補2頭
  6. JRA矢作芳人調教師「馬場のことは、いつも棟広に聞いているぐらいだから」ジャパンC(G1)にコントレイルを出走させる名伯楽も信頼!『KEIBAコンシェルジュ』棟広良隆氏【特別インタビュー】
  7. 競馬・パチスロ「勝ちまくり」の無双モード!?「キャプテン渡辺」が濃厚すぎる上半期を振り返る!!【特別インタビュー】
  8. 【NHKマイルC】“アスコリピチェーノVSジャンタルマンタル”仁義なき社台グループの頂上決戦に決着をつける不気味な伏兵!
  9. 【NHKマイルC】17番人気ピンクカメオの激走!伝説の973万馬券はこうして飛び出した。今年はジャンタルマンタルとアスコリピチェーノに不安話で急浮上の穴馬!
  10. JRA天皇賞・秋(G1)最強の「攻略法」を発見!? 空気階段「鈴木もぐら」渾身の『絆69馬券』に驚愕!!