真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2017.11.09 07:15

打倒キタサンブラック「ダービーワンツー」挑戦! スワーヴリチャード有馬記念参戦でレイデオロと「最弱3歳」汚名返上へ燃える
編集部

先日のアルゼンチン共和国杯(G2)を勝利したスワーヴリチャード(牡3歳、栗東・庄野靖志厩舎)の次走が、有馬記念(G1)に決まったと「スポニチ」が報じた。
スワーヴリチャードは、今年の日本ダービー(G1)でレイデオロに次いで2着と好走。秋以降のさらなる飛躍も期待されていた。だが、「-12キロ」の”究極仕上げ”でダービーへ臨んだ反動は大きく、調整が遅れてしまう。当初秋は菊花賞(G1)が目標と思われていたものの、トライアルへも姿を見せることはなく、秋初戦はアルゼンチン共和国杯までずれ込んでしまっていた。
約5カ月の休養明け、さらに初の古馬との対戦。アルゼンチン共和国杯に向かうスワーヴリチャードに不安材料は少なくなかった。だが、いざフタを開けてみると、残り300メートルで内から一気に抜け出した同馬は、後続に2馬身半差をつけてゴール。さらに最後は流す余裕すら見せつけ、20年ぶりとなる3歳馬の優勝をあっさりと達成した。騎乗したM.デムーロ騎手はレース後に「めちゃめちゃ強かった」「直線はすごい反応。能力の高い馬です」と相棒を手放しで賞賛している。
「今年の3歳馬は皐月賞で2着に入ったペルシアンナイトと2歳王者サトノアレスが富士S(G3)でそれぞれ5着、6着と完敗。牝馬でもオークス馬ソウルスターリングが毎日王冠(G2)、天皇賞(G1)で惨敗を喫するなど、”古馬の壁”に跳ね返されている印象が強かった。
ですが、スワーヴリチャードがアルゼンチン共和国杯で古馬たちを圧倒。ようやくこの世代でも古馬たちに太刀打ちできる競走馬が出てきました。ダービー馬レイデオロ、菊花賞馬キセキと並んで、同馬も世代を引っ張っていく1頭となるでしょう」(記者)
PICK UP
Ranking
23:30更新「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
【ヴィクトリアマイル(G1)予想】ナミュールから6点で万馬券狙い! マスクトディーヴァは持ちタイムに不安ありで消し! 高速決着に対応できる穴馬で勝負
「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
- 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- JRA出鼻をくじかれた「16億円」の大勝負……。「神の馬」の二の舞だけは避けたい日高に朗報!? 海外からのニュースに関係者も安堵か
- 武豊騎手「パドック意味なし」発言に仰天……馬券購入セオリー「完全否定」のトップ騎手たちが語るパドック必勝法とは
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 「空前の競馬ブーム」巻き起こしたオグリキャップ…ぬいぐるみはバカ売れ、見学ツアーも大人気、「ビジネスチャンス」生かしたオーナーの慧眼【競馬クロニクル 第64回】