
ワグネリアン福永祐一に「乗り替わり」の要望!? 東京スポーツ杯2歳S(G3)で3連勝を目指す理論派騎手「最大の欠点」とは
今年も年間100勝を達成し、通算2000勝という大記録も成し遂げている福永騎手。だが、重賞は2勝止まり。大舞台で勝ち切れないレースが続いており、ファンからは早くも鞍上を不安視する声が上がっている。もしも1番人気が確実視される今回で敗れれば、一気に「リコール」の声が増大しそうだ。
騎乗的にまったく問題ない無傷の連勝中であるにも関わらず、すでに崖っぷちに立たされているような状況は気の毒という他ない。それでも唯一気になったのは、前走を勝った際の福永騎手の「イメージ通りの競馬でしたし、相手も2着馬(ディロス)だと思っていました」というコメントだ。
福永騎手は「イメージ通りの競馬」という表現を、とにかくよく使うことで知られている。
自身が「天性の才能がないので、理詰めで乗るしかない」と認めている通り、これは福永騎手の入念な努力と、優れた想定能力の表れに他ならない。ただ、例えばカデナで制した今年の弥生賞(G2)でもコメントしていた通り、「イメージ通り」にハマった時には素晴らしい騎乗をするが、逆にそのイメージが吹き飛んだ時には意外なモロさを見せる傾向がある。
例えば先週のエリザベス女王杯(G1)で、福永騎手のリスグラシューはスタートで出遅れて8着に惨敗。武豊騎手から乗り替わったものの初めて5着以下に敗れたことで、その騎乗は非難の対象となった。
「スタートを上手く出ることができませんでした。今日のような流れになるのは分かっていましたから、スタート次第で前の位置でレースをすることも考えていました。最後は上位と差のないところまできているだけにスタートが全てでした」
これは言い換えれば「スローペースをイメージして、勝ったモズカッチャンのように好位からの競馬を想定していたが、出遅れてプランが大きく狂った」ということ。一言にまとめると「イメージ通りではなかった」ということになる。
結局、福永騎手は道中でほぼ動きを見せることなく、想定通りであるはずのスローペースから、上がり最速の末脚で追い込むも8着。想定外のアクシデントがあると、頭でわかっていても咄嗟には動けない。
これこそがJRA屈指の理論派騎手・福永祐一の弱点であり、実績の割にファンの評価がイマイチ上がらない積年の課題でもある。
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