GJ > 競馬ニュース > 度重なる“落鉄問題”  > 3ページ目
NEW

キタサンブラック陣営の落鉄弁明に「またか」の声……大レースで度重なる”落鉄問題”にJRAが示した「驚くべき見解」とは

【この記事のキーワード】, ,

 なお陣営はレース後、イソノルーブルを落ち着かせるために一度、馬場から退去して蹄鉄を打ち直してほしい旨を提案したが、JRA側に聞き入れられなかったと主張。

 この事態に当然納得がいかないのは、本馬の馬券を購入していたファンだ。一部のマスコミが「レースがテレビ中継枠内に終わるよう、JRAが強引にスタートさせたのでは」という疑惑を取り上げたこともあって、今でいう炎上騒ぎになった。

 この騒動を受けJRAは桜花賞当日の夕刻、異例の記者会見を開くことに。状況説明を行ったが、その際「蹄鉄を装着しないことは、競走馬の競走能力を減退させる決定的な要因にはならない」という興味深い見解を示している。

 つまり、この主張がイソノルーブルに蹄鉄の打ち直しをさせずにスタートさせた理由になっている以上、JRAは「落鉄は競走能力に大きな影響を与えない」という見解を示しているということになる。結局、イソノルーブルは続くオークスで優勝しているだけに「もし、まともだったら」とは誰もが考えるところだが……。

 ただ言えるのは当時のJRAの見解は、今回のジャパンCにおける各メディアや武豊騎手の見解とは、大きな相違があるということだ。

 どちらが正しいのか、この場で議論する意味はない。だが、少なくとも主催者側が”軽視”している以上、「落鉄問題」に対してJRA側から何らかの処置がとられる可能性は、限りなく低いと述べざるを得ないだろう。

 ただ、あれから20年以上が経過した現在、再び同じことが起こった際、JRAは同様の対応と見解を示すのだろうか。

キタサンブラック陣営の落鉄弁明に「またか」の声……大レースで度重なる”落鉄問題”にJRAが示した「驚くべき見解」とはのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 【阪神JF】リバティアイランド、アスコリピチェーノ、ソダシを超える逸材!? 2歳女王決定戦で買うべき“大物馬主”推奨の2頭
  2. 武豊「来年が楽しみ」ヤマニンウルス不在でも大健闘…フォーエバーヤング擁する世代レベルの高さも証明
  3. 【香港C(G1)展望】絶対王者ロマンチックウォリアーVS逆襲の女王リバティアイランド! ダービー馬タスティエーラ完全復活なるか
  4. 【阪神JF(G1)展望】L.デットーリ×米国2歳女王メイデイレディが日本襲来! フォーエバーヤング妹など日本の女王候補が迎撃
  5. 武豊「非常識な最高速」でチェルヴィニア置き去り…他馬を凌駕する切れにC.ルメール「ドウデュースと同じ走りは出来ない」
  6. ミホノブルボンvsライスシャワー連想させた「100分の1」の攻防!同一馬によるワンツースリーは平地競走史上初
  7. 【香港マイル(G1)展望】3歳マイル王ジャンタルマンタルが待望の戦線復帰! 悲願達成のソウルラッシュと世界制覇に挑む
  8. ジャパンCでも天皇賞・秋でも下馬評覆す4歳馬の好走…「最弱世代」の汚名返上着々、出遅れて逃げてもダービー馬に先着の逸材が待望の復帰
  9. 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
  10. 1番人気が「痛恨不利」で馬券圏外…勝利騎手には過怠金処分も「ハナ差の4着」に後味の悪さ