GJ > 競馬ニュース > 度重なる“落鉄問題”  > 2ページ目
NEW

キタサンブラック陣営の落鉄弁明に「またか」の声……大レースで度重なる”落鉄問題”にJRAが示した「驚くべき見解」とは

【この記事のキーワード】, ,

 JRAの公式HPには「落鉄」とは馬の蹄(ひづめ)を守る「蹄鉄が外れ落ちること」とあるが、例えばこの日の『デイリースポーツ』では「陸上で言えば、スパイクが脱げたままの踏ん張りが利かない状態」と記されている。

 実際に武豊騎手もレース後に「違和感があった。落鉄したのかと思った」と話した通り、レース中の落鉄は競走馬にとって重大なアクシデントといえるのだろう。

 この秋だけを見ても同世代相手の秋華賞(G1)で落鉄したモズカッチャンは3着に敗れたが、古馬相手のエリザベス女王杯では見事な勝利を飾っている。これだけを見ても、一概に落鉄だけが原因とはいえないものの、競走能力に少なからぬ影響を与えている可能性は高いといえるだろう。

 ただ、その一方で馬券を販売し、競馬を主催しているJRA(日本中央競馬会)は、近年何かとクローズアップされている「落鉄問題」をどう捉えているのだろうか。

 その見解が最も明確に記されたのが、1991年の桜花賞。俗にいう「イソノルーブル事件」だ。

 1991年の桜花賞までデビュー5連勝を飾り、単勝1番人気に支持されたイソノルーブル。しかし、レースの発走が10分前に迫ったところで右前脚が落鉄していることが判明する。陣営は慌てて装鉄師による打ち直しを試みようとしたが、イソノルーブルが暴れたために失敗に。結局、本馬は”裸足”でスタートし、本来の逃げを打てないまま5着に敗れた。

キタサンブラック陣営の落鉄弁明に「またか」の声……大レースで度重なる”落鉄問題”にJRAが示した「驚くべき見解」とはのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

11:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 【日本ダービー】武豊「何とか間に合いました」キタサンブラック弟と挑む最多7勝目…乗り替わりでも不気味なエコロヴァルツの底力
  2. 【NHKマイルC】C.ルメール「一鞍入魂」アスコリピチェーノと必勝態勢!オークス、日本ダービーも騎乗馬決定か…シックスペンスとはコンビ解消
  3. 三浦皇成「これはモノが違う」悲願のG1初制覇が目前で霧散…「今後、ダート界を引っ張る馬になってほしい」宿敵レモンポップへ1年越しの挑戦状
  4. 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 帝王賞でウィルソンテソーロ降板も決定済み…気になる「鞍上交代」はやっぱりアノ人?
  5. 【天皇賞・春】「横山典弘マジック」に翻弄された敗戦の弁?大敗でも爪痕残した名手の存在感…テーオーロイヤル、ディープボンドの好走にヒント
  6. 藤田菜七子「日本ダービー騎乗」は幻に!? 武豊シュガークン×エコロヴァルツ「究極の二者択一」ダービー鞍上問題はスピード決着
  7. 【オークス】石川裕紀人が滑り込みでラストチャンスをゲット!?血統的に距離延長歓迎の穴候補に浮上…カワカミプリンセス、カレンブーケドールに続けるか
  8. 「うまく力を出せた」2年目女性騎手が2ヶ月ぶり白星! 「負担重量の注意義務」を怠り戒告処分も…翌日1Rで名誉挽回の好騎乗
  9. 「信じた俺がアホ」天皇賞・春(G1)大本命テーオーロイヤル優勝も「自信の1点勝負」は空振り…藤田伸二氏が前夜に感じ取っていたドゥレッツァの危険な前兆
  10. 【NHKマイルC】“アスコリピチェーノVSジャンタルマンタル”仁義なき社台グループの頂上決戦に決着をつける不気味な伏兵!