
【香港国際競走・展望】「世界王者」ハイランドリールVS「菊花賞馬」キセキが激突!日本馬8頭と海外馬の力関係は?

12月10日に香港のシャティン競馬場で香港国際競走が開催される。香港ヴァーズ、香港スプリント、香港マイル、香港カップと4つのG1開催に今年も日本馬が8頭と大挙出走。JRA(日本中央競馬会)からは、すでに馬券発売も発表されており、大きな注目を集めそうだ。
日本からは香港ヴァーズ(G1)に菊花賞馬のキセキと、京都大賞典2着のトーセンバジル。香港スプリント(G1)に桜花賞馬のレッツゴードンキと、スプリンターズSで3着に好走したワンスインナムーン。香港マイル(G1)に安田記念を勝ったサトノアラジン。香港C(G1)にはクイーンエリザベス2世Cの覇者ネオリアリズム、昨年の3着馬ステファノス、昨年は香港ヴァーズに出走したスマートレイアーがそれぞれ出走を予定している。
そこで今回は海外馬も含め、各レースの展望を行いたい。また出走確定は7日となっているので、あくまで現時点での出走予定馬とした。
香港ヴァーズ(G1)芝2400m 発送時刻12月10日(日)15時00分(日本時間)

昨年、日本のサトノクラウンがハイランドリールから大金星を上げたこのレース。それがフロックでなかったことは、今年の本馬の走りを見れば明らかだ。今年も中心にはハイランドリール(牡5歳、愛・A.オブライエン厩舎)が君臨する。
連覇の懸かった昨年はサトノクラウンに足をすくわれたが、今年はさらにコロネーションC、プリンスオブウェールズ(いずれもG1)の2つのタイトルを上積み。世界でも屈指の存在であることに変わりはなさそうだ。現在3連敗中だが、相手はいずれも世界のトップオブトップ。4着、3着、3着と大きく崩れてはおらず、メンバーが落ちるここでは断トツの存在だ。
対するは11月の米ブリーダーズCターフ(G1)で、ハイランドリールを破ったタリスマニック(牡4歳、仏・A.ファーブル厩舎)だ。ここまでビッグタイトルはなかったが、9月のフォワ賞(G2)で日本のサトノダイヤモンドに先着し、後の凱旋門賞2着馬クロスオブスターズに食い下がると、続くブリーダーズCターフで初のG1制覇を成し遂げた。いよいよ本格化を迎えた勢いは侮れず、ここで再び世界王者に引導を渡すか。
この2頭に立ち向かうのが、日本の若き菊花賞馬キセキ(牡3歳、栗東・角居勝彦厩舎)だ。
PICK UP
Ranking
17:30更新武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
引退・種牡馬入りが一転して現役復帰!? 数奇な運命をたどることになった競走馬たち
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
- JRAヴィクトリアマイル(G1)至高の”1000円”勝負!現場ネタが導く「アノ伏兵」が波乱を!?
- 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!