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2017.12.05 08:15
JRA蛯名正義の「焦り」が出世の妨げ!? マリアライト妹の「5馬身差圧勝デビュー」の裏に隠された事情
編集部
蛯名騎手で5馬身差の圧巻デビューとあって、ネット上のファンの間では来年のオークスどころか「蛯名騎手に悲願の日本ダービーを」「今度こそ凱旋門賞勝て」など、早くも歴史的名牝の誕生を期待する声も……。
武豊騎手の同期として、ここまで凱旋門賞(仏G1)2着が2回、日本ダービー(G1)2着が2回など、数々の悲運のドラマを持つベテラン騎手だけに「3度目の正直」を期待するファンも数多いようだ。
だが、前述の記者が言うには今回の「5馬身差圧勝」には”カラクリ”があるという。
「普通、新馬戦で5馬身差もつくような圧勝なら、馬はほとんど持ったまま馬なりで突き抜けます。逆に言えば、それができるから大差をつけてデビュー戦を勝つような馬には、クラシックを狙えるような大物が多い。つまり、着差以上に能力が抜けているということです。
ただ、今回のエリスライトは最終的な着差の割には、蛯名騎手のアクションが派手でした。言い換えれば”やり過ぎ”なんですよね。おそらくまったくの終始馬なりのままでも楽に勝てたと思います。馬に無駄な負荷を欠けることを嫌がるベテラン騎手らしからぬ、新人騎手のような”落ち着きのない勝利”でしたが、それには理由があるんですよ」(同)
というのも、実は当時の蛯名騎手は10月15日の勝利を最後に60連敗中。エリスライトの新馬戦は約1カ月半ぶりの勝利だった。いくら通算2400勝を超える大騎手とはいえ、1カ月以上も勝てなければ多少の焦りがあって当然だ。
最終的に5馬身も突き放せるのであれば、勝負所の手応えでほぼ勝てることがわかる。そのため、久々の勝利に飢えた蛯名騎手からすれば「万が一にも落とせないレース」だったということ。それが結果的に”過剰なアクション”と”過剰な着差”に繋がったのだろう。
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