GJ > 競馬ニュース > 岩田「地獄」スランプ  > 3ページ目
NEW

JRA岩田康誠騎手「地獄」スランプを語る。重賞勝ち「13」→「0」に終わった2016年を振り返るも「感覚派」の”珍回答”に呆然?

【この記事のキーワード】, ,

 また、そんな凋落と相まって本格的に批判され始めたのが、俗に「お尻トントン」といわれる岩田騎手独自の騎乗フォームだ。

 当初は岩田騎手がこの独特な騎乗フォームで大きなレースを勝ちまくっていたこともあって、他の騎手の間でも大流行。一時は幸英明騎手や川田騎手、蛯名正義騎手などトップジョッキーも真似するほど競馬界全体に大きな影響を与えていた。

 ところが引退した藤田伸二元騎手や、横山典弘騎手といった確かな実績を持つ名手が、この騎乗法を「馬の背中を痛める」などと指摘。各所で批判的な意見を述べる関係者が現れると、岩田騎手自身もこのフォームを控えるようになり、ブームはわずか1年程度で去ってしまった。

「(スランプの)原因はよく分かりません。特に騎乗方法を大きく変えたわけでも、自分の気持ちに大きな変化があったわけでもないんです。ただ、そういう流れだったのかな、としか……」

なんとも”感覚派”の岩田騎手らしい答えではある。ただ、人間誰しも自分の身に降りかかったことはなかなか把握しにくいものだが、岩田騎手ほどの名手があれだけのスランプに陥ったことに「まったく原因がない」ということは考え難いだろう。

今年は重賞7勝を上げ、有馬記念にも参戦するなど調子を戻しつつある岩田騎手。だが、かつて競馬界を席巻した全盛期の復活には、まだまだ険しい道のりが待っていそうだ。

JRA岩田康誠騎手「地獄」スランプを語る。重賞勝ち「13」→「0」に終わった2016年を振り返るも「感覚派」の”珍回答”に呆然?のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

11:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  2. 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
  3. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  4. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  5. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  6. 三浦皇成×ノースヒルズの「大物候補」がデビュー戦完勝! 出世レース快勝も「無念」の長期休養…元クラシック候補の“忘れ物”回収なるか
  7. 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
  8. 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!
  9. 引退・種牡馬入りが一転して現役復帰!? 数奇な運命をたどることになった競走馬たち
  10. 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?