真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2018.01.17 09:30
東海S(G2)テイエムジンソク「鞍上交代」は? ウワサされる「外国人騎手偏重」の流れと、名物オーナーの「信念」と「信頼」関係
編集部
1999年の菊花賞でテイエムオペラオーが2着に敗れた際、竹園オーナーはまだ4年目の新人だった和田竜二騎手の降板を迫ったことがあった。テイエムオペラオーは竹園オーナーにとっても初のJRA・G1馬。生涯に二度訪れるかわからないビッグチャンスに「何とかしたい」という思いも強かったようだ。
しかし、同郷の出身である岩元市三調教師が竹園オーナーを説得。「厩舎の新人を育てたい」という思いに共感した竹園オーナーは要求を取り下げると、逆に最後まで和田騎手の起用を貫き通した。
その結果、奮起した和田騎手は翌年テイエムオペラオーと共に、古馬中長距離G1完全制覇となるグランドスラムを達成。無敗のまま1年を駆け抜け、テイエムオペラオーはJRAの賞金王となった。
今やトップジョッキーの1人に成長した和田騎手も「テイエムオペラオーがなければ、今の自分はない」と常々口にしている。
そんな人物がオーナーだからこそ、テイエムジンソクの古川騎手も降板の憂いを気にすることなく、結果を恐れずに相棒とのレースに集中できているのだろう。
「実績不足から周囲に『大丈夫か?』と思われることも多い古川騎手ですが、テイエムジンソクの騎乗に対する評価は、非常に高いものがあります。前走のチャンピオンズCでは先にコパノリッキーを行かせて、直線で捉える見事な内容。残念ながら、ムーア騎手(ゴールドドリーム)の神騎乗にやられてしまいましたが、関係者は内容に満足していたようですよ。
PICK UP
Ranking
23:30更新- J.モレイラ「出禁回避」へ負けられない戦い! 桜花賞馬ステレンボッシュは「騎乗不可」、日本ダービーでも悩ましい選択?
- 【オークス】「実質未勝利勝ち」4頭参戦にトライアル組は貧乏クジ? 優先出走権も事実上の無意味…トップクラスの参戦見送りに泣いた陣営と笑った陣営
- G2降格ひとまず回避も「微妙な立ち位置」に変わりなし?キングカメハメハ、ディープスカイがダービー馬も…「役割を終えた感」を拭えないNHKマイルC
- 武豊「クラシック好走」の実力牝馬と新コンビ結成! 最多勝利新人騎手にも輝いた「かつてのホープ」が2度目の降板に
- 【ヴィクトリアマイル】ソダシ、ソングライン、ナミュールの激走を見抜いた“マイル三冠王”が今年も完全制覇へ自信の一手!マスクトディーヴァの取捨は?
- C.ルメールが「過怠金」横山典弘が「騎乗停止」に賛否両論!? 覚悟の突撃と不可抗力…JRAの一貫した判断とは
- 35年ぶりのJRA最多勝記録更新も視野!? 川田将雅に匹敵する3着以内率62.2%…今「最も信頼できる騎手」森一馬が凄い!
- J.モレイラ、日本ダービー「本命」はレガレイラを破った4.5億円ホース!? 皐月賞2着コスモキュランダ乗り替わり発表から、鮮やかな優駿切符ゲット!
- 「プチ炎上」斎藤新の裏で踏んだり蹴ったりの苦労…三浦皇成を襲ったすれ違いの春、「C.ルメールの復帰」も関東のベテランにダメージ直撃か
- 【日本ダービー】「力があるね」「大したもん」田原成貴氏&安藤勝己氏も高評価!打倒ジャスティンミラノに「最大の惑星」が名乗り