GJ > 競馬ニュース > ジンソク「鞍上交代」?  > 2ページ目
NEW

東海S(G2)テイエムジンソク「鞍上交代」は? ウワサされる「外国人騎手偏重」の流れと、名物オーナーの「信念」と「信頼」関係

【この記事のキーワード】, ,

 そういった中、テイエムジンソクはいわば”例外”の存在である。実際にチャンピオンズCの登録馬16頭の内、短期免許の外国人騎手を除けば大半がリーディング上位騎手であり、リーディング30位以下だったのはテイエムジンソクの鞍上・古川騎手ただ1人だった。

 昨年だけを見ても、皐月賞を勝ったアルアインの松山弘平騎手や、オークスで2着したモズカッチャンの和田竜二騎手などが、あっさりと乗り替わりを告げられている。G1級のレースで活躍したとしても、いや、G1級のレースで活躍したからこそ逆にオーナーサイドに”欲”が出て、さらなる有力騎手への乗り替わりが告げられることも珍しくないのだ。

 そういった意味で、テイエムジンソクの古川騎手も”薄氷”の存在であるという見方は依然強いままだ。パーフェクト連対を続けている間は問題なさそうだが、仮に「確勝級」とされる今回の東海Sで惨敗となれば、途端に尻に火が付く……いや、一気の降板を想像する人も少なくないはずだ。

 だが、当の古川騎手はというと、そういった渦中の騎手が陥りがちな”ネガティブコメント”は一切聞かれない。「今年こそ、ジンソクにG1を勝たせてあげたい」と、このコンビに賭ける熱い意気込みがひしひしと伝わってくるばかりだ。

「古川騎手も、テイエムジンソク陣営もオーナーの竹園(正繼)さんを信用しているからでしょうね。外国人騎手への乗り替わりが盛んな中で、テイエム軍団の総帥である竹園さんはずっと日本人騎手を起用し続けています。

それも厩舎サイドの希望を優先して一部のトップ騎手ばかりではなく、中堅以下の騎手にもチャンスを与えることで有名ですね。実際にテイエムジンソクの以前の主戦騎手だった竹之下(智昭)騎手も、まさに崖っぷち騎手の1人でした。竹園さんは滅多なことでは自ら騎手交代を指示することがない、今の競馬界では貴重な馬主だと思います」(競馬記者)

 ただ、そんな温厚篤実な竹園オーナーでも、珍しく自ら鞍上交代を求めた有名なエピソードがある。キタサンブラックに記録を塗り替えられるまでJRAの賞金王だったテイエムオペラオーに関する鞍上問題だ。

東海S(G2)テイエムジンソク「鞍上交代」は? ウワサされる「外国人騎手偏重」の流れと、名物オーナーの「信念」と「信頼」関係のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 巷に出回る川田将雅「長距離苦手説」をデータで検証、阪神大賞典(G2)で気になる「13年未勝利」の課題…リーディングジョッキーの意外な過去
  2. 皐月賞馬、ダービー馬不在の菊花賞を勝ったのは?
  3. 【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
  4. 武豊「スキャンダル」「ケガ」など揺れに揺れた2017年。弟・幸四郎騎手「引退」から小浦愛「不倫疑惑」、そしてキタサンブラック「大団円」までをプレイバック!
  5. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  6. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  7. 「やはりポンコツやな」元JRA藤田伸二氏が激怒!? 有馬記念(G1)ステラヴェローチェの乗り替わりに不満隠せず
  8. 武豊、屈辱の「30年ぶり」G1未勝利……キタサンブラック”ロス”埋められず、吹き荒れたノーザン外国人旋風に沈黙
  9. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  10. 「庭先取引」の問題点を一変させたセレクトセール!億超え馬を落札する名物オーナーたちも登場…オープンでフェアな取引に多大な貢献【競馬クロニクル 第63回】