GJ > 競馬ニュース > 田辺裕信騎手は一体何者?  > 2ページ目
NEW

安田記念(G1)を制した田辺裕信騎手は一体何者?実力は誰もが認めるが、拭い切れない「地味」な印象

【この記事のキーワード】, ,

 この春、池添騎手の騎乗でスプリングS(G2)を単勝1.7倍の人気を裏切って3着に敗退したロードクエスト。その後の皐月賞(G1)でも、荒れ馬場の中を一頭だけ唯一内を突く奇策に出て8着惨敗。

「左回りのマイル戦」という新潟2歳Sのパフォーマンスを考慮されてNHKマイルC(G1)を目指すことになったが、その新潟2歳S(G3)を勝たせたのも、やはり田辺騎手だった。となれば、ファンの間でその時のイメージを一番持っている「田辺でいいんじゃない?」という流れが起きるのは当然か。

 だが、ロードクエストは池添騎手のままNHKマイルCに参戦。まあ、これも主戦騎手なので仕方ない。メジャーエンブレムをあと一歩まで追い詰める2着に激走したことから、一端は田辺騎手を推す声も止んだ。

 ところが先述したオークスで池添騎手が騎乗停止になり、日本ダービー(G1)でのロードクエストの鞍上が空白に。

 今度こそ、ファンの間では「ここは田辺しかいないだろう」という流れが生まれるが、”中途半端に乗れる騎手”であることが仇となり、すでにプロディガルサンからの先約を受けている田辺騎手……。

 結局、ロードクエストは岩田康誠騎手が騎乗することになったのだが、11着に敗れたロードクエストに、3/4馬身差だけ先着したのは田辺騎手の意地だろうか。

 だが、田辺騎手の”流れ”は忘れた頃(先週)にやってきた。冒頭でも触れた、ロゴタイプでの安田記念勝利だ。まさに鬱憤を吹き飛ばすような、会心の騎乗である。

 一方で昨年の安田記念での3着が見込まれて期待されていたクラレントの馬券を買ったファンは、小牧太騎手の「前に行くつもりで出していったが、(ロゴタイプが)速かったし、しょうがない」というレース後のコメントにがっくり。

 その上で聞こえてくるのは、やはり「田辺が乗っていれば…」という声。昨年、クラレントを積極果敢に運んで3着に導いたのも、やはり田辺騎手であったからだ。

安田記念(G1)を制した田辺裕信騎手は一体何者?実力は誰もが認めるが、拭い切れない「地味」な印象のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

11:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. J.モレイラ「出禁回避」へ負けられない戦い! 桜花賞馬ステレンボッシュは「騎乗不可」、日本ダービーでも悩ましい選択?
  2. 【日本ダービー】「力があるね」「大したもん」田原成貴氏&安藤勝己氏も高評価!打倒ジャスティンミラノに「最大の惑星」が名乗り
  3. JRA「理由なき」単勝115.9倍の皐月賞(G1)勝利に呆然……ナリタブライアンのレコードを塗り替えたのは、約110億円分を一瞬で「紙クズ」にしたお騒がせホース
  4. C.ルメールが「過怠金」横山典弘が「騎乗停止」に賛否両論!? 覚悟の突撃と不可抗力…JRAの一貫した判断とは
  5. 25年ぶりのJRA最多勝記録更新も視野!? 川田将雅に匹敵する3着以内率62.2%…今「最も信頼できる騎手」森一馬が凄い!
  6. ナミュール、マスクトディーヴァは大丈夫?高速馬場の「カラクリ」に要注意…歴代最高「2070万馬券」の大波乱はなぜ起きた【ヴィクトリアマイル】
  7. 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 【NHKマイルC】アスコリピチェーノ主戦を背に追い切りも【日本ダービー】武豊がキタサンブラック弟と挑む最多7勝目【週末GJ人気記事ぶった斬り!】
  8. “リバティアイランドは怪我で回避”最強牝馬不在が意味するもの。ヴィクトリアマイルで社台グループの深すぎる内部事情!
  9. 田原成貴「頭がお花畑」安藤勝己「最悪の負け方」元JRA騎手の大物が酷評…大一番で弱点露呈のシュトラウス、有馬記念のT.マーカンドに不安の声?
  10. テーオーロイヤル、ドゥレッツァの骨折も無関係ではない!? タイムトライアルのような京都の高速馬場…宝塚記念前の「怪時計連発」に懸念の声