JRA池添謙一騎手「号泣」の重賞勝利!? インタビューで「目が真っ赤」なのは武豊騎手や戸崎圭太騎手も悩ませるアノ症状?
「どうやら花粉症ではないかという話です。世間でも毎年この時期に悩んでいる人が多い花粉症ですが、実は競馬界でも結構苦労している人が多くて……。
戸崎圭太騎手もここ1カ月ほど中央で連敗してリーディング争いから少し遅れていましたが、なんでも花粉症が酷くてコンディションを崩しているという情報もありますね。有名なところでは、武豊騎手も何年か前に『花粉症デビューした』とボヤいていましたよ」(競馬記者)
確かに、勝利騎手インタビューを受ける池添騎手は、どこか喋り辛そうで、いつになく苦しそうだった。そこまでなるほどの激闘だったのかと思ったが、なるほど花粉症で鼻が詰まっていたのか……。
とはいえ、池添騎手にすれば今回の勝利が今年の重賞初制覇。特に「来週」に向けて、良い”試走”になったに違いない。
「今年の2月から積極的に関東の調教に参加するようになった池添騎手ですが、実はその甲斐もあって17日のフラワーC(G3)でロックディスタウンとコンビを組むことが決まりました。昨年の阪神ジュベナイルフィリーズで1番人気に推されるほどの素質馬で、大きな注目を集めそうですが、同じ中山1800mの中山牝馬Sを制した池添騎手はいいアピールになったでしょうね」(同)
デビュー戦で上がり3ハロン32.5秒という末脚を発揮し、後にホープフルS(G1)を勝つタイムフライヤーとの接戦を制すと、そのまま札幌2歳S(G3)でも牡馬を破って連勝したロックディスタウン。だが、昨年12月の阪神ジュベナイルF(G1)では1番人気に推されたものの、折り合いを欠くなどして9着に惨敗していた。
その後、桜花賞(G1)を目指して調整されていたが、管理する二ノ宮敬宇調教師が2月一杯で勇退。ロックディスタウンは同じ美浦の藤沢和雄厩舎に移籍することとなった。ちょうどその時に関東に遠征し、藤沢調教師との関係を深めていたのが池添騎手だ。今回のロックディスタウンとのコンビ結成は、まさにその賜物といえるだろう。
奇しくもロックディスタウンの父は、池添騎手が三冠に導いたオルフェーヴル。現役時代、デビュー戦で勝った後に落馬させられたり、阪神大賞典(G2)では大きく逸走するなど、栄光だけでなく、様々な苦労もさせられた池添騎手にとっては忘れられない相棒だ。
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