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皐月賞(G1)福永祐一騎手「悲願」阻止の”怪物”は現れるか。ワグネリアン「驚愕」の安定感で3着以内濃厚も「最後の祈り」は

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 あれから3年の月日が流れ、福永騎手に再び大きなチャンスが巡ってきた。

 騎乗するワグネリアンは弥生賞(G2)2着馬。決して「世代No.1」の評価を受けている存在ではないが、「世代No.1」の2歳王者ダノンプレミアムが戦線を離脱したことで、俄然チャンスが大きく膨らんでいる状況だ。

 前走の弥生賞で初の敗戦を喫したとはいえ、デビュー戦で記録した上がり3ハロン32.6秒は中京競馬史上最速。その後の野路菊S(OP)、東京スポーツ杯2歳S(G3)も楽勝しており、ワグネリアンがクラシック制覇を狙える「大器」であることは間違いない。すでに昨年の時点から、各メディアでは「福永祐一騎手、悲願の日本ダービー制覇へ」という見出しが数多く躍った。

 しかし、福永騎手にとって「悲願」という意味では、むしろこの皐月賞の方が相応しいのではないだろうか。

 確かに福永騎手は、これまで日本ダービーを18戦して勝利なし。2度の2着を経験している。ただその一方で、皐月賞では16回の挑戦で4度も2着を経験しており、3着も2度。福永騎手にとっての皐月賞は、手が届きそうで届かない歯痒いレースに違いない。

 ちなみに通算成績は[0.4.2.10]。勝ちがないものの、これだけを見ても好相性が窺える。さらに対象を「3番人気以内」に絞ると[0.4.1.2]、「2番人気以内」だと[0.3.0.0]と安定感が跳ね上がる。

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