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2018.05.01 12:57
JRA岩田康誠「トンネル」抜けるレインボーライン大復活……3年ぶりG1制覇達成までの「不運」と「長過ぎる道のり」
編集部
そして、天皇賞・春。それでも評価が上がらない岩田騎手は、週中の共同会見で相棒の馬体の良さをアピールした。「去年の有馬記念の頃と比べたら、比較できないくらい馬体がグッと大きくなっている。去年とは別馬です」と表情はいつものように穏やかだが、自信のある口調で語っていた。会見最後にはもう一度「本当に去年のレインボーラインとは全然違います。今年はメンバー的にもチャンスだと思います。ベストを尽くして頑張ります」と強調していたのが印象的だった。
果たして、レインボーラインの末脚に賭けた岩田騎手は、得意の直線インを突いて豪脚を引き出してみせ、1番人気シュヴァルグランとの叩き合いの末、クビ差退けた。まさにしてやったりのレースであった。
しかし、ゴール入線後のレインボーの歩様がおかしいと気づき、すぐに下馬。後検量がある為検量室へ向かうギリギリまで、愛馬の状態を気遣っていた。勝利ジョッキーインタビューでも「喜びはありますが、レインボーラインのことが心配なので複雑です」と不安な表情。経過観察中ではあるが、不幸中の幸いか、今のところ跛行だけだったことが判明している。厩務員の「岩田騎手がすぐに止めてくれたおかげです」とコメントしており、それには誰も異論は無いだろう。
復活した岩田騎手のこれからの騎乗に目が離せない。
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