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NHKマイルC(G1)カツジ「呪い」を解く? ローテーション不安を一蹴できる理由

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「これまでのニュージーランドT連対馬はこのレースだけでなく、他の重賞も使って掲示板を確保するなど、5戦以上は走っていた経験馬ばかりです。本番であるNHKマイルC時にはお釣りもない状況だった可能性もありますね。しかし、カツジはそれには当てはまりません。さきほど解説したようにデイリー杯、きさらぎ賞ともに全力ではありませんでしたし、前走も余裕がありました。ジンクスを覆す可能性は高いですね」(同記者)

 ジンクスを跳ね返すチャンスはある。非常に心強い言葉だが、ふとカツジの父ディープインパクトというのも気になりだした。過去を調べてみると2014年にミッキーアイルが優勝馬して以後、ディープインパクト産駒は馬券に絡んでいない。大丈夫なのか?

「そもそもディープインパクト産駒が出走していないんです。2014年は3頭出で1、8、9着でしたが、以後2015年1頭(4着)、2016年1頭(6着)、そして2017年は出走なし。ディープインパクトの仔を持つ陣営であれば、クラシックを狙うことが圧倒的に多いのでここにはほとんど出て来ません。しかし、マイル適性があるのならミッキーアイル(1着)、リアルインパクト(3着)のように軽く走ってしまいます。

今回カツジは、力があるのに取りこぼしが続き、得意のマイルに照準を絞ってニュージーランドTを使い完勝。上がり2位の脚で1分34秒2は良いタイムです。まだまだ余裕がありますから、本番は突き抜けてもおかしくありません」(同記者)

 思えばリアルインパクトは出遅れての3着で、翌月リベンジの安田記念で3歳馬優勝を決めた。カツジも自在性のある脚で、全力の末脚を見せたとき、リアルインパクト以上の走りと結果が見られるかもしれない。

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