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JRA和田竜二テイエムオペラオー「追悼コメント」が泣ける……主戦騎手が世紀末覇王に示した「感謝」の気持ちに反響続々

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「G1級の強豪馬の主戦騎手を実績のない若手が務めるというのは、エージェント制度が主流となり、騎手と調教師の付き合いが希薄になりつつある今では考えられないコンビでした。最近だと昨年の皐月賞(G1)を勝ったアルアインと松山弘平騎手が、ずっとコンビを組むようなイメージでしょうか。

テイエムオペラオーのライバルで、菊花賞馬ナリタトップロードの主戦も若手の渡辺薫彦騎手でしたし、もしかしたら調教師やオーナーが利害を超えて『若い騎手を育てる』という強い意思を見せていた最後の時代かもしれません。それだけに和田騎手とテイエムオペラオーのコンビには、思い入れの強いファンが多いようです。

またテイエムオペラオーが活躍したのが、ちょうど約20年前ということもあって、当時の活躍を見て競馬を知ったファンの子供が、今では毎週競馬を見るほどのファンになっているという、心温まるエピソードを話している方もいらっしゃいました。テイエムオペラオーが間違いなく競馬の一時代を支え、たくさんの人々に影響を与えた偉大な存在だったと改めて実感しています」(競馬記者)

 和田騎手にとって今年は、師匠でありテイエムオペラオーを管理した岩元市三調教師が勇退。そして、最愛の相棒の急逝と非常に大きな1年になっている。しかし、だからこそ「和田騎手にテイエムオペラオー以来のG1を勝ってほしい」というファンの声が数多く聞かれた。

 昨年はオークス(G1)のモズカッチャンで2着になった他、クロコスミアとコンビを組んだエリザベス女王杯(G1)では、そのモズカッチャンにクビ差競り負ける痛恨の2着を味わった和田騎手。今年こそは、G1勝利の報告を天国の相棒に届けたいところだ。

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